専門看護師って何?どうしたらなれるの?

children sitting on wooden chairs

看護師としてキャリアアップを考えた時に選択肢の1つとして上がってくるのが「専門看護師」です。

看護のスペシャリストと呼ばれる専門看護師とは、どのような看護師なのでしょうか?

良く聞く「認定看護師」との違いは何なのでしょうか?

ここでは、専門看護師についてわかりやすく解説します。

専門看護師とは?

専門看護師(Certified Nurse Specialist , 略称:CNS)とは、日本看護協会の専門看護師認定試験に合格し、より困難で複雑な健康問題を抱えた人やその家族、地域などに対して、「より専門的で質の高い看護を提供するための知識や技術を備え、特定の専門看護分野において卓越した看護を実践できる」看護師をいいます。

専門看護師の働き方や仕事内容

専門看護師は、一般的には専門看護分野に関連のある部署に配属されます。

病棟や一般外来、専門外来、病院の教育研修部門など複数の部署やチームにまたがって活躍します。

専門看護師の目的とは?

専門看護師は、医療の高度化・専門化に伴い、より専門的な看護師や看護師をマネジメントする人材を育成しようという考えに基づいて作られた資格です。

日本看護協会の公式サイトでは、下記のように記されています。

専門看護師制度

専門看護師制度は、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための特定の専門看護分野の知識・技術を深めた専門看護師を社会に送り出すことにより、保健医療福祉の発展に貢献し、併せて看護学の向上をはかることを目的としています。

(出典:日本看護協会)

専門看護師の6つの役割とは?

専門看護師は、それぞれの専門看護分野で6つの役割を担います。

  1. 実践

個人・家族または集団に対して卓越した看護を実践

  • 相談

看護職等に対してコンサルテーション

  • 調整

必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉チームへのコーディネーション

  • 倫理調整

個人・家族・集団の権利を守るために倫理的問題や葛藤の解決

  • 教育

看護職者に対する専門的分野の教育

  • 研究

専門知識や技術開発をはかるための実践の場における研究活動

専門看護師には、「広い視点からコーディネートする能力」、「エビデンスに基づいたケアを現場で実践し、教育や研究に生かす」といった活動が求められます。

専門看護師にはどんな種類がある?

専門看護師には13の「専門看護分野」があります。

各分野について詳しく見てみましょう。

分野特徴登録者数(2021年3月)
がん看護がん患者の身体的・精神的な苦痛を理解し、患者やその家族に質の高い看護を提供。948人
精神看護精神疾患患者に高い水準の看護を提供。 一般病院でも「リエゾン精神看護」の役割を提供。365人
地域看護産業看護、学校看護、保健行政、在宅ケアのいずれかの領域で高い水準の看護を提供し、地域の保健医療福祉の発展に貢献。27人
老人看護認知症や嚥下障害などの高齢者の生活の質を向上させるために高い水準の看護を提供。207人
小児看護子どもたちの療養生活を支援し、他の医療スタッフと連携し、高い水準の看護を提供。280人
母性看護女性と母子に対する専門看護を実施。87人
慢性疾患看護生活習慣病の予防、慢性疾患の管理、健康増進、療養支援などに関する高い水準の看護を提供。231人
急性・重症患者看護緊急度や重症度の高い患者に対して集中的な看護を提供。 患者・家族の支援、医療スタッフ間の調整。315人
感染症看護感染予防と発生時の適切な対応、感染症の患者に高い水準の看護を提供。90人
家族看護患者の回復を促進するために家族を支援。 家族本来のセルフケア能力を高められるよう身体的・精神的・社会的に支援。74人
在宅看護在宅で療養する患者・家族の生活を支援。 新たなケアシステムの構築、既存のサービスとの連携。87人
遺伝看護対象者の遺伝的課題を見極め、診断・予防・治療に伴う意思決定や療養生活を支援。 世代を超えて必要な医療やケアを受けることができる体制の構築とゲノム医療の発展に貢献。11人
災害看護災害の特性を踏まえて、限られた資源の中、メンタルヘルスを含む適切な看護を提供。 減災・防災体制の構築、災害看護の発展に貢献。22人

出典:専門看護師(日本看護協会)

専門看護師になるためには?

専門看護師になるためには、看護系の大学院に2年以上通わなければなりません。

看護師免許取得後、看護系大学の大学院(修士課程)で専門看護師教育課程を修了し、なおかつ実務研修が5年以上(そのうち3年以上は専門看護分野の実務研修)あることが条件とされています。

上記の条件をクリアした上で、認定審査(書類審査・筆記試験)を受け、専門看護師認定証の交付・登録となります。

専門看護師の資格は5年ごとに更新(看護実践の実績、研修実績、研究実績などの書類審査)しなければなりません。

専門看護師と認定看護師の違いは?

看護のスペシャリストと呼ばれる専門看護師と認定看護師の違いは何なのでしょうか?

違いについて詳しく見てみましょう。

名称専門看護師 (CNS:Certified Nurse Specialist)認定看護師 (CN:Certified Nurse)
役割実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究 ※調整役や教育、研究も担うのが特徴実践・指導・相談
分野13の専門看護分野 がん看護/精神看護/地域看護/老人看護/小児看護/母性看護/慢性疾患看護/急性・重症患者看護/感染症看護/家族支援/在宅看護/遺伝看護/災害看護19の認定看護分野 感染管理/がん放射線療法看護/がん薬物療法看護/緩和ケア/クリティカルケア/呼吸器疾患看護/在宅ケア/手術看護/小児プライマリケア/新生児集中ケア/心不全看護/腎不全看護/生殖看護/摂食嚥下障害看護/糖尿病看護/乳がん看護/認知症看護/脳卒中看護/皮膚・排泄ケア 注)
人数2,744人(2021年3月現在)21,971人(2021年3月現在)
経験実務研修5年以上(そのうち3年以上は専門看護分野)実務研修5年以上(そのうち3年以上は認定看護分野)
教育看護系大学院の修士課程で所定の単位を取得(2年~)認定看護師教育機関で所定のカリキュラムを修了(8カ月~1年)
費用約200万円(おおよその目安)約100万円((おおよその目安)
認定審査合格率約78%約90%

注)認定看護師の制度は2020年度から、特定行為研修が組み込まれた新制度に移行し、従来の21分野から19分野へ再編されています。

従来の認定教育は2026年度に終了予定です。

専門看護師は、看護技術の実践や調整など現場での活動以外にも教育や研究などの役割も担い、対象とする分野全般において活躍が期待される資格、いわゆる「看護のプロ」であることがわかります。

それに対して、認定看護師は現場での実践に重きが置かれています。

対象とする分野で熟練した看護技術や知識を生かした活躍が期待される資格、いわゆる「現場のプロ」であることがわかります。

専門看護師に向いている人の5つの特徴

  1. 対象分野の知識・技術をより深く習得したい人
  • 現場での実践のみではなく、質の高いケア提供につながる仕組みづくりをしたい人
  • 対象分野で教育や研究に力を入れ、看護の質向上に貢献したい人
  • 看護系大学に在籍している、もしくは卒業した人
  • 専門看護師になるための費用・時間・労力を惜しまない人

まとめ

専門看護師になるためには看護師免許取得後、看護系大学院修士課程を修了し、5年以上の実務研修、認定審査と資格取得までの道のりは時間も費用も労力も必要であり、そう簡単ではないでしょう。

しかし、医療機関によって専門看護師資格取得後は昇格や昇給、手当などが支給される職場もあり、活躍の場が広がることは間違いありません。

自分自身がどのような看護師になりたいのか、キャリアプランをしっかり考えた上で、目指したい専門看護分野の資格取得にぜひ、挑戦してみてくださいね。

看護師って休日は多いの?休日の現状について紹介

看護師はシフトや夜勤のある勤務形態であるため、

「家族や友人と休みが合わないからなかなか遊ぶことができない…」

「交代の勤務だから休みが取りにくい…」

「人手不足だから、他の会社員よりも休みが少ない…」

「休日も少ないけど、有給なんてもっと少ない…」

このような現状をかかえている人が多いのではないでしょうか。

看護師は日勤や夜勤だけではなく、早出の勤務や遅出の勤務など、多くの変則的な勤務をこなさないといけないため、休みが少ないと感じている人も少なくはないでしょう。

看護師と勤務している中では、同じ部署の人の休みのことは知っていても、他の部署の人の休みを知る機会はありませんし、ましてや他の病院の人の休みを知る機会はないと思います。

だから、自分の休みが多いのか、少ないのか、また、有給はどのくらい消化できているのか分からないのが現状です。

そこで、今回は「看護師って休日は多いの?休日の現状について紹介。」っていうテーマで、看護師の休日の現状や有給について紹介していきます。

1.看護師の休日の事情について。

まずは看護師の休日の事情について紹介します。

看護師の勤務形態がシフト制であること、不規則勤務であることから、休みが少ないと感じる人も多く、そのようなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

では、実際のところ、看護師は年間でどのくらいの休日があるのでしょうか?

ここでは、日本看護協会によって調査されたデータから、看護師の休日数と有給休暇の取得率について紹介します。

日本看護協会によると、

年間休日99日以下:4.8%

年間休日100日~109日:17.9%

年間休日110日~114日:15.5%

年間休日115日~119日:9.2%

年間休日120日~124日:28.5%

年間休日125日以上:24.2%

このような調査結果となっています。

全体の平均休日数は118.13日であり、看護師は年間で118日の休日があることが分かります。

一般の会社員は厚生労働省の調査の「就労条件総合調査の概要」よると労働者1人あたりの年間休日数は113.7日となっています。

この数字と比較すると、看護師は一般の会社員よりも休日数が多いということになります。

一般的なイメージとは少し違うようです。

看護師は平均で118日ですが、120日以上の休日がある看護師も52.7%と、半数以上を超えています。

夜勤明けと休日っていう勤務と聞くと一般の会社員をしている家族や友人からは「連休があってうらやましい」と言われることがありますが、そんなことは決してありません。

20代の頃は夜勤が終わってそのまま遊びになんてこともありましたが、年齢を重ねていくうちに身体がしんどくなるし、16時間以上の勤務をこなした上ではそのような気持ちになることはなくなります。

それに、夜勤中は日勤よりも少ない人数で病棟の中を回さないといけないし、緊急の患者さんが入院した場合や患者さんが急変した場合も少ない人数でこなさないといけません。

仮眠も行けるときもありますが、2時間なら2時間全部の時間を行けるときは稀です。

このような状況であるため、看護師の夜勤明け=休日という考えがあるのは少し違うなと感じています。

2.看護師の有給取得率の事情について。

では、看護師の有給取得率の現状はどうなのでしょうか?

これも日本看護協会の調査によるものですが、

年間取得率20%未満:5.3%

年間取得率20%~40%:17.9%

年間取得率40%~60%:33.3%

年間取得率60%~80%:28.0%

年間取得率80%以上:15.5%

このような結果となっています。

全体の平均の年間有給取得率は56.28%でした。

完全に有給休暇を取得している割合は少ないですが、年間取得率40%以上は全体の80%近くにのぼっています。

付与された有給休暇の半分程度は消化できている看護師が多いようです。

この結果を聞いて私は非常に驚きました。

私のところでは年間で約20日間の有給休暇が付与されており、この調査の結果によると10日間程度は消化できていることになります。

10日間も有給休暇を取得できているイメージはありません。せいぜい、5日前後です。

あとの15日間は流されてしまいます。

毎年有給休暇を5日間取得して、15日間流されるということを繰り返します。

取得率が少ないときには他の病院では買い取るっていう話を聞くこともあり、私のところでもあまりに低いときはそのような話が出ましたが買い取ることもなく、流されてそのような話も自然となくなりました。

有給休暇取得について他の会社員の人についての調査はないため、比較はできませんが、同程度くらいは取得できているのではないかという印象です。

しかし、この有給休暇取得は他の会社員みたいには自由に取得することは難しいです。

急に明日有給にするとか、明日予定ができたから休むとか、予定の仕事が終わったから休むとか、このようなことはできません。

この点で言うと看護師の有給休暇取得の自由度はないような感じがします。

年間で計画的に、しかも、他の勤務者、特に自分の同じような立場の人とはかぶらないようにとか、同じチームの人の中で何人までとか、色んな制約があるので、このような意味でも有給休暇取得の自由度は低いように感じます。

3.看護師が家族や友人と合わせにくい理由。

休日が割と多い看護師はなぜ家族や友人と合わせにくいのでしょうか。

それはこれまでも紹介しているように、看護師は不規則勤務の中で勤務していることや夜勤があるためであると考えられます。

このような勤務形態であるため、どうしても休みのスケジュールも不規則となってしまいます。

休日に出勤することも求められるため、なかなか家族や友人と休日を合わせにくい状況となります。

また、休日があっても、休日に自己学習をしなければならなかったり、研修や学習会に強制的に参加を求められることもあります。

実質、純粋な休日数がそこまで多いとも限りません。

さらには、日勤のときでも残業をしなければならなかったり、日勤が時間通りに終わってもそもそもが激務であるため、終わったらすごく疲れてしまって、休日は寝たり休んだりして過ごすということも珍しくはありません。

近年では働き方改革によって残業が減っていたり、休日の学習会がなくなったりと少しずつ休日を確保できるようになってきていますが、現時点ではまだまだ自己学習を休日にしなければならないという状況は変わりはありません。

看護師という仕事柄仕方がないことかもしれませんが、休日を取るという意味ではあまりいい仕事とは言えないかもしれません。

この理由からも看護師は家族や友人と休日が合わせにくいということになります。

4.休日が多いと言われる職場はどこ?

一般の会社員と同様に看護師も働きている勤務先により休日数が異なります。また、休日数だけではなく日曜や祝日に休めることもあります。

では、休日が多いというはどのような場所なのでしょうか?

大学病院や国立病院といった規模が大きい病院は福利厚生が手厚いため、休日数が自ずと多くなります。

また、育児休暇や介護休暇なども取得しやすくなります。

さらには、スタッフの人数も多いため、残業も少なく、シフトの調整もしやすいというメリットもあります。

日曜日や祝日に休めるのはクリニックがあります。

さらに、クリニックでは平日の午後に休みがあったりとバランスよく休むことができるのも特徴の1つです。

また、透析の病院も日曜日は休むことができます。

家族や友人と休日を合わせたいのであれば、このような病院で勤務することを選択するのもいいのかもしれません。

訪問看護師って何をするの?訪問看護師の実際

訪問看護を行う病院はまだあまり増えていませんが、患者さんの退院後のフォローに力を入れている病院では、積極的に取り組んでいます。

多くの訪問看護師が働く訪問看護ステーションは、医療法人以外でも運営できる組織で全国に多くの事業所が存在しています。

訪問看護師は所属する訪問看護ステーションから、療養生活を送る利用者さんの自宅に訪問し、主治医の指示に基づいた看護や医療処置を行います。

利用者さんによって求められる仕事内容が異なるため、ある程度の経験や技術が必要となってきます。

訪問看護ステーションの利用者さんは主に、「要介護」を認められた人で、終末期看護・がん看護・精神科看護などの利用者さんが大半を占めています。

近年では、病院ではなく在宅で療養生活を送る方や自宅で最期を迎えたいと考える方が増えてきているため、訪問看護ステーションの数も全国的に増加傾向にあり、ますます需要が高まっています。

ここでは、訪問看護師の仕事内容やメリット、向いている人の特徴などについてご紹介します。

訪問看護師の仕事内容や役割

病院やクリニックに所属している訪問看護師はまだまだ少なく、多くは訪問看護ステーションに所属し、利用者さんが住む自宅に直接訪問し、主治医の指示に基づいた看護や医療処置を行います。

利用者さんの状態によって医療処置は異なりますが、バイタルサイン測定、インシュリン注射、点滴、服薬管理、血糖値測定、カテーテルの交換、褥瘡処置、嚥下訓練、生活指導、終末期の利用者さんの場合は、疼痛コントロールや緩和などの処置、家族に対する看護など幅広く多岐にわたります。

機能回復を目指す利用者さんは、入浴や外出訓練など利用者さんがより良い療養生活を送れるように食事や排泄などのサポートをするのも訪問看護師の仕事となります。

訪問看護師は、医師、介護士、薬剤師など多職種との連携が必要になる他、利用者さんのみではなく、家族も含めたメンタルサポートも不可欠なためコミュニケーション能力とともにある程度の経験や技術が必要となってきます。

訪問看護ステーションでの勤務は、一般的には夜勤業務はありませんが、24時間対応の場合はオンコール当番があります。

訪問看護師の1日のスケジュール例

08:30 出勤・利用者さんの情報共有・訪問の準備

訪問看護ステーションに出勤、スタッフ間で利用者さんの情報共有、訪問の準備

09:30 訪問看護開始(午前中は2件)

利用者さんの自宅へ訪問看護を実施、1件につき1時間程度を目安として訪問

12:00 昼食

昼食休憩1時間

13:00 訪問看護開始(午後は2~3件)

利用者さんの全身状態把握、看護ケアや医療処置、療養上の世話も実施

16:30 訪問看護ステーションに帰社・看護記録記載・報告書作成

訪問した利用者さんの看護記録記載、主治医やケアマネージャーへの報告書作成

17:00 申し送り・翌日のスケジュール確認や準備

スタッフ間で訪問した利用者さんの申し送りや情報共有、翌日のスケジュール確認や準備

17:30 退勤

訪問看護師として働く3つのメリット

夜勤がないのに高収入

訪問看護師として働く最大のメリットは、夜勤がなく昼間の仕事だけの割には高収入が得られる点でしょう。

訪問看護師が高収入である理由としては、訪問先で看護ケアから医療処置、療養上の世話など幅広い業務をすべて1人で責任を持って行わなければならないため、ある程度の経験や知識、医療技術が必要であり、負担が大きいためといわれています。

仕事と家族との時間やプライベートを両立しやすい

訪問看護師の仕事は、平日勤務が多く、土日は午前のみなど休みがはっきりしているため、家族との時間やプライベートと両立しやすい面もメリットといえるでしょう。

職場によっては、午前中のみの勤務や週3日のみ勤務など働き方を選択できる求人も多いのが特徴です。

産休や育休後に職場復帰をしたい看護師にとっては、パート感覚で働くことも可能でしょう。

ゆっくり利用者さんや家族と関わることができる

病院やクリニックで勤務する看護師は、多くの患者さんを対象とするため、1人1人の患者さんへ十分な時間をとって関わりたくても、なかなか時間を確保するのが難しいのが現状です。

訪問看護師は、1人ひとりの利用者さんと家族も含めて長い期間関わることになるので、深い信頼関係を築くことができます。

これは他では得難い訪問看護師ならではのやりがいとなるでしょう。

訪問看護師として働くデメリット

訪問看護師は、基本的に1人で利用者さんの自宅に訪問し、看護ケアや医療処置、療養上の世話までのすべての業務を1人でこなさなければなりません。

病院やクリニックのように他の看護師スタッフが同行しないため、相談できる先輩や同僚もいないため、大きな負担がかかることは否めません。

利用者さんや家族との相性が悪い場合は、仕事に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

訪問看護師に向いている人の特徴3

在宅看護やターミナル看護に興味がある人

訪問看護ステーションの利用者さんは主に、「要介護」を認められた人で、終末期看護・がん看護・精神科看護などの利用者さんが大半を占めています。

病院ではなく在宅で療養生活を送りたい人、自宅で最期を迎えたい人、持病がある人、痴呆症の症状が現れた人、大きな事故からの社会復帰を目指す人、など利用者さんはさまざまです。

住み慣れた家でより良い療養生活を送れるようにサポートする訪問看護師の需要はますます高まっています。

看護師臨床経験が最低3~5年あり、医師や多職種との連携にやりがいを感じられる人

訪問看護師として働くには、看護師としての臨床経験が最低3~5年必要となってきます。

利用者さんの自宅に1人で訪問し、医師の指示のもとに看護ケアや医療処置、療養上の世話までの幅広い業務をすべて1人でこなさなければなりません。

また、医師、介護士、薬剤師など多職種とさまざまな連携が必要になる他、利用者さんのみではなく、家族も含めたメンタルサポートも不可欠なためコミュニケーション能力とともにある程度の経験や技術が必要となってきます。

地域貢献・地域密着の看護を重視する人

住み慣れた家で療養生活を送り、社会復帰などを目指す人も多くいます。

リハビリや訓練のために近所を散歩するなど、長期にわたって利用者さんの自宅を訪問することになるため、自宅周辺の環境やご近所さんとの関係、馴染みのお店、交通情報なども把握することで、利用者さんがより良い療養生活を送れるようになるでしょう。

利用者さんの自宅地域の一員として地域の人々とも関わっていくことも大切となってきます。

まとめ

病院やクリニックで働く看護師は「大勢いる看護師の中の1人」と思われがちです。

看護師1人ひとりの個性はありますが、患者さん側から見るとそのようなイメージが強いでしょう。

それに対して、訪問看護師は利用者さんや家族にとって、決まった曜日や時間に訪問してくれる看護師として大きな存在となることは間違いありません。

1人ひとりと向き合い、深い関係を築ける訪問看護師は他では得難いやりがいがある仕事です。

看護師の仕事は、どんな職場でも高いコミュニケーション能力が必要ですが、訪問看護師は特に求められるでしょう。

多くの経験を積んだ看護師であっても、利用者さんはさまざまなため、完璧にこなすことは難しい仕事かもしれません。

それでも、相手に合わせる姿勢を忘れず、さまざまな症例を調べるなど向上心を持って働くことができる、そんな訪問看護師が今後はますます重宝されるでしょう。

他の病院や病棟に転職した看護師の体験談NO3

6回目の転職先は希望とは違っていたというDさん

Dさんは、25年の看護師人生で6回の転職を経験しています。

Dさんにとって転職は慣れている反面、どの転職でも何かしら思い通りにはいかないと感じているそうです。

そうして、やはり6回目の転職でも大変な転職活動を経験したそうです。

当たり前ですが、転職活動をするにあたってまずやらなければならないのは、上司に退職を申し出ることです。

現在の師長は、Dさんがこの病院の面接を受けた時に面接官だった人でもあります。

そんなこともあって、その師長はDさんのことを全て分かっているといった言い方をいつもしていました。

そして、今回Dさんが退職したい旨を伝えると、一旦大きなため息をついてDさんにこんなことを言ったそうです。

「あなたは私とそんなに年も違わないのに、また転職するの?そんなふうに転職ばかり繰り返すのは良くないことだと思う。産婦人科の仕事は大変なことも多いと思うけれど、あと1年頑張って見たら?そうしたら今とは違うものが見えてくるはずです」と。

Dさんは師長がなぜそんなことを言ったのか、全く理解できなかったそうです。

大変なことが多い職場と分かっているのなら、なぜDさんをその職場に配属したのかが疑問だといいます。

そんなことから、ますますその師長や病院に対して嫌悪感が強くなってしまいました。

看護師が転職する際に、転職サイトを利用する人が多くいますが、Dさんも前回利用したときに感じがよかった転職サイトに再び登録することにしました。

今回も前回担当してくれた人がいたので、その人に改めてDさんの希望する条件にあった職場を探してもらうことにしました。

Dさんは、その担当に人に現在の職場への愚痴を色々と聞いてもらい、「Dさんの希望に合った職場を紹介させていただきます」という返事をもらうことができました。

Dさんが、本当に自分のやりたいことは何だろう?と考えたとき、ひとつの診療科が浮かんだそうです。

そもそもDさんが看護師になりたいと思ったきっかけは、ニュース番組で紹介していた救急の現場を見たことからでした。

現在、40代になったDさんですが、救急で働けるチャンスは今回が最後だと思い、救急で働ける病院を希望することにしました。

過去の5回の転職では、厳しい希望を伝えても数日後には自分の希望にかなった職場を紹介してもらえることができました。

しかし、今回は1週間が経っても何の連絡もありませんでした。

年齢のこともあるし、やはり希望通りの職場は見つけることができなかったのか?と思いました。

焦っていたDさんは、担当者に直接連絡することにしました。すると、その担当者から

「申し訳ありません。救急を募集している病院自体が少ないし、さらに40代で初めての救急という条件を伝えたら断れてしまうケースが多いのです。もう少し時間をいただけないでしょうか?」

という返事が返ってきました。

信頼できる転職サイトでさえ苦戦している事がわかり、とうてい自分1人では探せないだろうと思ったそうです。

Dさんは、引き続きこのサイトで希望した条件を元に探してもらうことに決め、もう少し待ってみることにしました。

その電話から2週間経った頃、担当者からやっと連絡が来ました。

担当者によると、Dさんの住んでいるところからかなり離れている場所であるものの、希望通り救急部門の病院を紹介することができそうだと言われました。

Dさんは、転職サイトの担当者が紹介してくれた病院のことを家族に話すと、皆「自分のやりたい仕事をしたほうがいい」という答えが返ってきたことで、その病院の採用試験を受けることにしました。

そして、採用試験に合格したDさんは、無事に内定をもらうことができました。

現在の職場の師長とは、退職の話をだしてからずっとギクシャクしていました。

ですから、師長は顔を合わせるたびに「もう一度考え直したほうがいい」とか「私はあなたのことを心配している」と言われるたびに、納得がいかない気持ちになりました。

そこで、Dさんは転職先が決まったこともあり、改めて「退職します」と伝えました。

ところが師長は、ため息をつきながら「これ以上転職してもあなたには何一ついいことがないから」と言われました。

しかし、決意を固めていたDさんは、新しい職場に転職することにしました。

今回の転職についてDさんが感じたことは、転職サイトの担当者が思っていた以上に希望を叶えるために頑張ってくれたことでした。

ただ、実際に転職してみて分かったのは、自分の条件とは違うことも多かったそうです。

そして、看護師の職場というのはどこもブラックな部分があると思ったとDさんはいいます。

また、現在振り返ってみると、前の職場で師長から言われたことは、その時は反発心しか感じなかったのですが、色々と考えさせられる事柄もあったといいます。その時は、むかつくことに気をとられていて、病院の条件などには目をむける余裕がありませんでした。

振り返ってみると、給料に関する条件とか、家からの距離などを考えると、むしろ好条件が揃っていた職場だったことが分かったとDさんはいいます。

また、自分が「転職したい」という気持ちばかりが先走り、冷静に判断することができなかったことに少し後悔しているそうです。

今回のDさんの転職で、良かったことと悪かったことをまとめてみました。

良かったことは、正直あまりなかったそうです。ただ、それまではお昼にお弁当を持参するか、またはコンビニなどで買ってくるしか方法がありませんでしたが、今の職場では社員食堂があるから、便利だといいます。また、値段も安く経済的にも助かっているそうです。

悪かったことのひとつには、希望していた救急へは実際配属はされなかったことでした。

担当者からは「救急部門へ配属されるとのことです」と言われて喜んでいましたが、実際に配属された先はICUでした。

その担当者からすると、救急部門のICUへの配属だから条件にかなっていると思ったかもしれませんが、Dさんからすると不満でした。

普通なら、救急といえば救命救急センターであり、だまされたという気持ちがあったそうです。

そもそもICUの仕事はDさんにとって初めてのことであり、病院側にすれば、これまで看護師としてのキャリアがあるのだから大丈夫だろうといった判断だったのでしょう。

配属して2日目から早々に患者さんを受け持たされ、慣れない仕事に悪戦苦闘しているそうです。

しかも、周囲の同僚たちはICUの仕事を教えてくれないし、手伝ってもくれませんから、毎日が精神的に辛いとDさんはいいます。

そして、2つ目の悪い点ですが、本来は片道30分以内の通勤という条件で希望を出していましたが、結局片道1時間以上かけて満員電車に乗って通勤することになり、体力的にもかなりきついそうです。

Dさんにとって一番の条件が、「救急で働きたい」ということでしたから、通勤時間についえはそれほど重要視してなかったことが、こうした結果になってしまいました。幸い

50代に近くなった今、実家住まいで家事などをやる心配がないのですが、やはり長い通勤時間はネックになっているそうです。

とはいえ、もうすぐ50歳になる今の自分を雇ってくれるところはなさそうですから、あと1年はこの職場で頑張る気持ちだといいます。

しかし、次に転職するとすれば、ゆったりとできる介護系の仕事をしたいと思っているそうです。

他の病院や病棟に転職した看護師の体験談NO2

小児科リハビリ病棟から成人混合病棟に転職したAさん

Aさんは、もともと小児科の病棟が好きでそこで長く務めたいという気持ちがありました。

また、Aさんは結婚してバリバリ仕事をこなすキャリアアップではなく、仕事と家庭をうまくこなして両立させていきたいという気持ちがありました。

Aさんは、学校を卒業してから急性期(病気になりはじめた時期)の小児科で働いていたのですが、当時結婚を考えていた人と同棲していたこともあり、小児科でもゆったりと働ける小児科のリハビリ病棟に移ることにしました。

急性期の看護師には女性が多く、結婚を考えてAさんのような異動をする人も多くいましたし、急性期病棟では出産したあとも続けて仕事ができないのではないかとAさんは考えました。

新しく配属された病棟では、30~40代の看護師が多く、職場の雰囲気も良かったし、給料の面でもそれなりに良かったそうです。

また、その病棟では回復期リハビリ専門で、スキルアップしていくという雰囲気はありませんでした。

Aさんは新しい職場で順調に仕事も慣れてきた頃、ある事情から結婚を考えていた人と別れてしまいました。

それまで、小児科でずっと働いていたいという思いがありましたが、結婚の話がなくなってからは、このままでいいのか?という気持ちが強くなったそうです。

小児科は好きだったのですが、小児科だけの経験だと採血や点滴といったスキルが高まる機会が少なかったからです。

小児科にいるとき、看護師として視野が狭いのではないかと感じ、劣等感のようなものもあったそうです。

Aさんはそんな思いもあって、小児科ではなく成人病棟で勉強しようと決意し、転職を考えるようになりました。

とはいえ、Aさんは彼氏と別れてからすぐに転職できたわけではなく、半年ほどはそれまでどおり同じ職場で働いていました。

しかし、半年を過ぎた頃から、朝になると腹痛が起きたり風邪をひきやすくなったり、夜は寝付きが悪くなったりと色々と体調不良を起こすようになりました。

結婚を前提として付き合っていた彼氏と別れたのですから、そうしたことが影響して身体に変化が起きたのかもしれません。

そんなある日、Aさんは流行り目にかかって一週間ほど自宅療養をしなければならなくなりました。

Aさんは一週間自宅にいたこともあって、その間に仕事のことをあれこれと考えたそうです。

今の仕事を続けていて本当にいいのだろうか?やりがいのある仕事は他にあるのではないか?そう考えるようになりました。

そして、出てきた答えが、思い切って退職するという選択でした。

こうして看護師を続けていくイメージができなくなったことや、今の職場ではやりがいが見いだせなかったというのが主な理由でした。

Aさんは、退職したい旨を職場に伝えることにしました。

最初に相談したのは病棟師長でしたが、師長はAさんが結婚を考えていた彼氏と別れていたことを知っていましたから、そのせいで体調不良を起こしていたのでは?とAさんのことを心配していたのでした。

また、Aさんがまだ若いこともあり、いろんな可能性があるのだから仕事も自分が思うようにやりなさいと背中を押してくれたそうです。

その後は、事務長や看護部長への報告なども師長が一緒に付き添ってくれたことで、思ったよりもスムーズに話がまとまり、Aさんは希望通り退職することができました。

退職してからAさんは、一旦実家に戻って体調を整えながら次の転職先を探しはじめました。

学校を出た時のAさんは、小児科か整形外科のどちらを希望するか迷っていたこともありました。

ですから、成人を経験するならぜひ整形外科を担当してみたいと思っていました。

Aさんは、とりあえず住みたい地域のエリアに整形外科がある病院を探すことにしました。

そのために看護師サイトで情報を集めたり、実際に病院のホームページを見たり、Aさんと同じように転職した友人たちにも相談に乗ってもらいました。看護師サイトでは、登録しなくても求人情報を見ることができるサイトを探しました。

ちょうど気になっていた病院に、同じ看護学校出身の同級生がいて、その病院の情報を教えてもらったことから、その病院に面接に行くことにしました。

その面接では、転職会社からではなく、自分でホームページから応募した形でした。面接をしてくれた看護部長はとても気さくな人だったことも好印象だったそうです。

その看護部長からの話では、Aさんが希望する整形外科病棟にちょうど欠員ができていて配属優先だったこと、スタッフの年齢層が同世代の人が多くて和気あいあいとした印象を持ったことなどが、その病院に決める理由になりました。

Aさんの転職先は、そうやって希望通りに整形外科のある混合病棟に決まりました。

まだ若い看護師なのに、転職が2度あることがAさんにとって当時はコンプレックスでしたが、思った以上に同じような経験をしている看護師が周りにもいて驚いたそうです。

また、小児科と整形外科だけでなく、さまざまな科を経験できたことで看護の幅が広がりました。

看護師の仕事は診療科によって視野が狭くなり、知識やスキルが偏ってしまいますが、Aさんはその点でもその職場での経験によって、広い視野で物事を見ることができるようになったといいます。

Aさんにとって、今回の転職の良かったところは、Aさんと同じ世代である20代後半から30代前半という年齢層が多く配属されている病棟だったこともあるでしょう。

また、Aさんと同じような中途採用のスタッフが多く、指導者として担当してくれた人も同じような経歴だったことなどから、Aさんが独り立ちするまでスムーズな流れで教えてもらうことができました。

また、その病院は整形外科の単科ではなく、泌尿器科、糖尿病科といった科がある混合病棟であり、成人病棟を多く経験したいと思っていたAさんにとっては、外科と内科の両方が経験できて勉強になったといいます。

小児科から成人病棟に変わり、対象年齢が違うことでケアの方法も違うことから、技術面や点滴留置など不慣れなこともありましたが、スキルアップにつながりました。

それと、新卒で入った病院の給与から比べると、月に5万円ほど高くなり、ボーナスも5ヶ月分出たことから年収は480万円くらいになりました。

さらに借り上げのアパートを安く借りることができ、しかも1LDKのきれいなアパートでとても住心地が良かったそうです。

また、Aさんにとって今回の転職で良くなかったことは、出身学校や病院がバラバラだったことで、それぞれの教育者の指導方法にバラツキがあったことでした。

ベテランの看護師が少なかったこともあり、病棟全体の知識スキルへの取り組みが弱いと思ったそうです。

そうした教育体制のバラツキやベテラン看護師がいないことから、数年したら学ぶものがなくなって見切りをつける人が出てきて辞めていく人も多かったといいます。

療養型病院から総合病院に転職したBさん

Bさんが療養型の病院に転職したきっかけになったのは、当時心身ともに体調をくずしていたことからでした。

そのことから、Bさんはもっとゆったりと仕事をしたいと考えるようになりました。そうした希望に該当する転職先は、患者さんの急変がほとんどなく、ほぼ定時に帰れる病院でした。

Bさんは、実際そんな希望通りの病院に転職することができ、ゆとりをもって仕事ができ、転職後の3年間で、心身ともに体調を回復させることができたといいます。

しかし、体調が回復したあと、それまではゆったりとしたルーチン業務に対して物足りなさを感じるようになりました。

Bさんにとって、同僚はみんな10歳以上も年上で、育児中の人や将来は海外移住を考えている人など、さまざまな事情をかかえて仕事と両立させている人たちばかりでした。

そんな同僚からは「20代からここでずっと働いていると、将来どこも働けなくなるよ」と言われることも多くなりました。

そんな話を聞くたびに、Bさんはもっと看護師としてバリバリ働きたいという思いが強くなり、転職を希望するようになりました。

そうして、Bさんは療養型病院から総合病院への転職を決意しましたが、その転職までにはさまざまな苦労がありました。

転職を決意したBさんは、まず転職の意思を師長に直接伝えました。

それまで、定期面談のときでもそうした退職の話は一切しなかったため、師長はびっくりして理由を聞いてきました。

それで、Bさんは具体的に言ったほうが良いと考え、「以前から興味がった糖尿病を極めたいから、糖尿病を専門とする病院に転職したい」と伝えました。Bさんは、そう伝えることで、「この病院では資格が取れないため、辞めざるを得ない」といった思いを分かってもらおうとしました。

しかし、その時に師長の返答は「基本的に結婚や引っ越しでないと、退職を認めることができません。看護師は募集したとしてもなかなか応募者もなく、補充がないかぎり退職は無理です」ということでした。

師長のその言葉を聞いたBさんは、強い反発を覚え、逆に退職する気持ちが強くなり、その日のうちに事務局に向かいました。そして、人事担当の人に直接「転職したいと師長に伝えたら引き止められました。

しかし、就業規則では3ヶ月前に退職の意思があれば大丈夫ですよね」と確認しました。

それを聞いた人事担当の人は、「就業規則からいえば可能ですが、退職するには師長の許可

が必要なため、こちらからは退職できますとはお伝えすることができません」と言われてしまいました。

Bさんは退職したいのにそれができない、相談したいと思っても誰も相談できない状況でした。

そんな中、Bさんは以前お世話になった転職サイトのことを思い出し、すぐにその場で転職サイトへの再登録を行いました。

登録後にすぐに電話があり、コンサルタントの方から「こうした時は次の職場を先に決めてしまうことで、辞めやすくなりますよ。

転職する意思が固いのであれば、先に転職先を決めてしまいましょう」と助言してくれました。

この言葉を聞いたBさんは、私には味方がいるから大丈夫。この転職はきっとうまくいくだろうと前向きな気持ちになれたそうです。

また、糖尿病を専門にした病院で働きたいといい気持ちとともに、糖尿病の認定看護師の資格を取得したいという気持ちも出てきました。

ですから、Bさんは糖尿病の認定看護師の資格をサポートしてくれる病院であることを、次の転職先の条件にしました。

コンサルタントの方はBさんの要望どおりの病院を探してくれ、数日後にはBさんの条件に合った病院を紹介してもらいました。

その病院は、認定看護師の資格取得のサポート以外に、寮の場所や立地条件も申し分ありませんでした。

それで、Bさんはその病院を第一候補とし、それを聞いたコンサルタントの方は素早い対応で、Bさんの休日に採用試験を受けることができるように病院側と調整をしてくれました。

そして、採用試験当日、Bさんは看護部長に「体調が回復した今、急性期の看護をどうしても勉強したいと思うようになり、この病院を希望しました。

ここでさまざまな看護を学び、最終的に認定看護師を取得してお役に立てるように頑張りたいと思います」と伝えました。

Bさんの思いを聞いた部長は「やる気があっていいね。あなたみたいな目標を持った人は絶対に伸びるから、ぜひ一緒に頑張りたい。

2回の転職があるのは気になるものの、何より今はとても元気そうだから問題ないわ」と言ってくれました。

そして、面接の場で内定を受けることができました。

新しい病院で内定をもらったBさんは、その翌日に再度師長への退職の申し入れをすることにしました。

「ここまでお世話になった御恩は本当に感じています。このような恩知らずな形になってしまったことは申し訳なく思います。

ただ、私にはどうしても叶えたい夢があります。その夢は残念ですが転職しなければ叶えられません。ですから転職させてください」と伝えました。

Bさんは以前のような伝え方ではなく、あくまえも退職をお願いすることに徹した伝え方をしました。

師長は最初、「そんなこといったって…」と困惑した表情を隠せませんでしたが、その後も2週間に渡って面接と話し合いを根気よく続けました。

Bさんによる説得が1ヶ月続いた結果、師長から退職することの許可を出してもらうことができました。

Bさんが転職して感じたことは、療養型の病院は比較的におおらかな人が多く、仕事もゆったりとしたやり方でした。

一方、急性期の病院では、スピードが求められる職場であり、その分テキパキと動く人が多くいます。

Bさんも転職してしばらくは、「療養型から来た人だから全体的に仕事のスピードが遅い」とよく怒られたといいます。

そして、Bさんにとって経験したことのない診療科へ転職したことで、一から勉強をし直さなければならないことが多く、遅くまで残って勉強するといった毎日でした。

そんな日々が続いたことは、Bさんにとって精神的にもかなりきつかったのですが、それでも、自分の夢を叶えるための第一歩だという気持ちで、歯を食いしばって耐えることができたそうです。

今回のBさんの転職は、病院の種類を変えたことだけでなく、これまで経験したことのない診療科に転職したという2つの変化を体験しています。

それらに適応できるようになるまで、多くの努力が必要でしたが、なんとか乗り越えることができました。

Bさんの転職に関して、良かったことと悪かったことをまとめてみると、良かったことはBさんが「糖尿病の認定看護師になる」という夢を叶えるために、どんなに厳しくても毎日勉強できたことでした。

また、転職先では認定看護師を取得する前段階として、院内認定制度があったことや糖尿病認定看護師を取得している人と一緒に仕事をすることができたことです。

Bさんは、そのことで自分が学びたいと思っていた糖尿病看護を十分に学ぶことができました。

それから、前の職場ではBさん以外の仲間が10歳以上も年齢が上で、どちらかといえば指導される立場でした。

そんなこともあって、どうしてもその立場に甘えてしまい、分からないことがあれば質問すればいいといった考えに固執していました。

転職後は、自分よりも年下の看護師も多く、業務に慣れてくると後輩への指導をする機会も与えられました。

後輩への指導によって、自分に足りない知識や技術を改めて感じることもでき、転職によってこうした機会を与えられたことはとてもよかったとBさんはいいます。

転職して悪かったことはあまりなかったそうですが、強いていえば同じ経験年数や年齢であっても給料や待遇に差があったことを知ったことでした。

20代で2回の転職を経験したBさんは、同じ経験年数の人とここまで差がついてしまったのかと、ショックを受けたことも正直あったそうです。

それでも、さまざまな機会を与えてくれたことでBさんにとって、転職したことは良かったと今でも思っているそうです。

「新人看護師が悩む同期との関わり方とは?」

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新人看護師に「悩み」はつきものです。

新人看護師に限らず、看護師、一般の会社員でも悩みを抱えている人は多いかと思います。

しかし、新人看護師は特にこの悩みに悩まされることが度々あります。

看護師という職業の特殊性がそうさせているのかもしれません。

さらに、初めて社会人となり、これまでは同級生、同世代の人たちだけ関わってきたところが色んな世代の人と関わらなければならなかったり、社会人という責任がのしかかってきたりなど、色んなことが初めてです。

この状況だけでも適応するのに大変であるにも関わらず、看護師は一つ一つの行為、ミスが患者さんの生命を脅かしてしまう可能性がある仕事です。

このような状況にある新人看護師。

仕事のこともそうですが、同期との関係に悩む新人看護師は少なくはありません。

そこで今回は「新人看護師が悩む同期との関わり方とは?」というテーマで、新人看護師が抱えている同期との悩みついて具体的に、またその解決方法について紹介していきます。

1.新人看護師が置かれている状況とは?

新人看護師の同期との関わりでの悩みを紹介する前に、新人看護師が置かれている状況について紹介します。

新人看護師は他の会社員の新人と同じような状況であるところもあります。

・学生生活を送っていて、同級生や同世代との関わりばかりでよかったところが20代~60 

 代まで幅広い世代と関わる必要がある

・これまでなかった社会人としての責任を求められる。

・自分の行った仕事で給料として反映される。

・自分で生活をしていかなければならない

一般の会社員と同じような状況のところもありますが、新人看護師は会社員と比較すると、特殊な環境下で勤務しなければならない状況もあります。

・ミスをすると患者さんの生命に悪影響を与えてしまう可能性がある

・先輩に相談しなければならないことが多い。

・患者さんの急変や緊急入院など予定にないことが多々ある。

・時には患者さんや家族から理不尽なことで叱責を受けることがある。

・術後などは特に患者さんの変化が著しく、細かい観察能力が求められる。

・疾患や薬剤、治療など知らなければならないことが多く、さらに日々増えていく。

・不規則勤務であり、夜勤をこなさなければならない

このような状況で新人看護師は勤務しなければいけないため、常に緊張感がある状況であり、身体的にも、精神的に疲れていることもあり、多くのことで悩みを抱えています。

2.新人看護師が同期に悩む具体的なこととは?

新人看護師が特殊な環境下で勤務していて、大変であるということを分かってもらえたと思います。

では、同期に対してどのような悩みを持っているのでしょうか?

同期ということは、一緒に同時期に入社した仲間であり、一緒に頑張っていこう!という意識を持っている人も少なくはありません。

しかし、良いことばかりではないようです。

具体的に紹介すると…

・「同期は夜勤が独り立ちしているのに、私はまだ独り立ちできていない。」

・「同期はもう何人も担当しているのに、私はまだ2.3人しか担当することができていない。」

・「同期は注射はもう自立して患者さんに実際にしているのに、私はまだ練習の段階である。」

・「同期は先輩の看護師と仲良く話をしているのに、私はいつも怒られてばかり…」

・「同期は先輩とご飯を食べに行っているのに、私は誘ってもらえない。」

具体的に紹介するとこのようにたくさん悩む場面が出てくるようです。

同期というのは良くも悪くも比較される対象であり、同期よりも進捗状況が進んでいないことで不安を抱えたり、先輩看護師との関係でも悩むことがあるようです。

しかも、新人看護師の頃は技術チェック表なるものがあり、技術の習熟度が客観的にわかるツールがよく使われます。

この技術チェック表は同期だけではなく、同僚の看護師全員が見える位置に掲示されていることもあったり、新人研修会で定期的に共有されることもあります。

この技術チェック表は同期との比較対象となったりするため、残酷でもあります。

なぜかナースコールは新人が取るものという認識があるところもあり、このナースコールを取ることによりただでさえ余裕のない仕事がより進まなくなってしまうこともあります。

「あの子は全然ナースコールを取らない。私ばかり…」と悩んでしまうこともあるようです。

自分自身の仕事に余裕がないために、色んなことを考えてしまい、そして悩んでしまうことが新人看護師の特徴とも言えます。

3.解決方法とは?

悩んでしまうことが多い新人看護師。

では、どうすればいいのでしょうか?

ここでは解決方法について3つ紹介します。

(1)成長曲線は人それぞれと考える

1つ目は成長曲線は人それぞれと考えるということです。

成長曲線は人それぞれです。

早い人もいれば遅い人もいます。遅くても3年目くらいに急に仕事ができ始めるというパターンもあります。

結局は人は人と思うようにすることです。

なかなかこのように考えるのは難しいかもしれませんが、他人と比較しても仕方がありません。

技術の習得率が高いからと言っていい看護師ということでもありません。

看護師の仕事の中には色んな要素があります。

だから、技術の習得率が良くなくても、他のところ、例えば患者さんとコミュニケーションをとるのがうまいなどの面があるはずです。

成長曲線は人それぞれと割り切って仕事をするようにしましょう。

(2)焦ることが患者さんへの不利益を生むと考える

2つ目は焦ることが患者さんへの不利益を生むと考えるということです。

焦って仕事をしてしまうことで、余計な患者さんへの不利益を生んでしまうことがあります。

ただでさえ、新人看護師は仕事と時間に追われています。

薬を飲ませたり、注射を作ったり、食事の介助をしたり、配膳をしたり、ナースコールを対応したりなど、多くの業務の中でバタバタと仕事をしています。

新人看護師に限ったことではなく、他の看護師も、5年目でも、10年目でも、20年目を超えていてもそのような状況は変わりません。

ただでさえ余裕なく勤務しているのに、それプラスで焦ってしまっては余計にミスを起こしてしまいかねません。

焦ってしまうことが結局は患者さんへの不利益を生んでしまうと考え、可能な限り落ち着いて仕事をするように心がけましょう。

(3)部署異動、転職を検討する

最後の3つ目は部署異動や転職を検討するということです。

看護師の仕事は病院によっては忙しさや煩雑さが全く異なります。

しなければならない業務も大きく異なります。

当然その中での人間関係も異なります。若手が多いところ、ベテランが多いところなど部署によって色んな特徴があります。

病院によってだけではなく、これは配属されている部署によっても大きく異なります。

どうしても同期と合わないなと感じたり、同期と比較されることで劣等感を感じてしまっている場合は、部署異動や転職を検討することも1つの手です。

人によって向き、不向きがあるので、場所を変えることで状況が一変することはよくあることです。

色んなことをして状況が変わらないと感じたときには、思い切って上司に相談してみるといいのではないでしょうか。

アルコール依存症の体験談NO2

person holding clear drinking glass

・自助グループに通うことで断酒することができたCさん

Cさん(30代男性)は、初めてお酒を飲んだのが祖父の葬式の時でした。

その時、親戚の人から「お前も飲め」と言われ、酒を飲んで帰宅したのですが、胃が猛烈に痛くなり、急性すい炎になってしまいました。

そんなことあったため、Cさんはそれから2度と酒を飲まないと思っていたのですが、あることがきっかけとなって、逆にお酒にのめり込むようになりました。

それは、ある朝、母親がノイローゼになり、普段とは違う顔つきで「殺される、助けて!」と叫びながら部屋に入ってきたときからでした。

その前日まで、何事もなかったのにいったい何が起きたのか、当初は全く分からなかったといいます。

あとから分かったことですが、Cさんの母親は仕事で大変なストレスを抱えていて、さらに更年期障害も重なって、不安定な精神状態にあったためでした。

Cさんの母親は、すぐに救急車で精神科の病院に運ばれ、そこに3ヶ月入院していましたが、その後は何事もなかったかのように以前の母親に戻っていたそうです。

しかし、Cさんにとって、あの日の母親の急変が忘れられず、不安な日々が脳裏に焼き付いていました。

その時期、世の中がバブル崩壊し、ニュースといえば暗い話題ばかりで、Cさんも大学受験の前でしたが、その競争も熾烈で気分が落ち込む日々が続いていました。

Cさんは、受験勉強も手に付かなくなり、苦しい毎日を送っていました。

Cさんは、このままではいけないと思い、精神科を受診して精神安定剤や抗うつ薬、睡眠薬といった薬を処方されました。また、そうした薬と一緒にお酒を飲むようになってしまいました。

本来なら、薬とお酒は併用することは危険なのですが、それでも飲んでしまったそうです。

お酒と薬を飲むと、かなりぼ~っとなりますから、参考書を読んでも字をまともに追うこともできず、入試に失敗してしまいました。

Cさんは、そこから予備校に通いますが、お酒と薬を飲みながら生活していましたから、2度目の受験も失敗してしまいました。

3年目でようやく保育科の短大に合格しました。

保育科を受けたのは、たまたま近所の子供をあやしていた時に、そのお母さんから「あなたは保育士が似合うわね」と言われたことからでした。

しかし、大学では苦手なこともあり、ピアノの授業がついていけず、講師は失敗したときに手を叩くのですが、それが嫌だったといいます。

また、その頃付き合っていた女性がいたのですが、彼女から振られ、自棄になって朝からお酒を飲むようになりました。

Cさんは、その時のことを振り返ると、ストレスから逃げるために、お酒や薬を飲んでいたといいます。それでも短大を無事に卒業したCさんは、保育士として就職したのですが、もともと女性の多い職場ですから、なかなか馴染めませんでした。

Cさんは、仕事のやり方もよく分からず、失敗したらどうしようと不安になり、仕事中でもお酒を飲みたくなったそうです。

そして、出勤途中にコンビニで350mlの缶ビールを買って更衣室に隠していました。

そんなCさんは、2ヶ月後にバイクで通勤している途中に車の事故に巻き込まれ、療養生活を送っていましたが、結局そのまま退職してしまいました。

Cさんは療養生活中にもお酒を飲む生活を止められず、昼間から部屋でお酒と薬を飲んでいました。

ある日、そんなCさんを見た父親は「そんなことでどうするんだ!」と叱責されました。

また、高校時代の同級生たちは銀行員やいい会社に就職しているのに、自分は2浪して短大に入り就職しています。

しかし、事故に巻き込まれて退職してしまい、なぜ自分だけがこんな思いをするのかと、思い悩んでは落ち込んでいました。

その後、仕事をしなければと思い、営業職に就職したのですが、辛くて1ヶ月と続きませんでした。

Cさんは、大学時代に経験していた新聞配達の仕事ならできると思っていましたが、それさえも2週間も続きませんでした。

そんな生活の中、お酒を止めることができなかったCさんは、両親に「病院に入院したい」と話し、以前に母親が入院していた病院へいくと、アルコール依存症と診断されました。

その時Cさんは24歳でした。

その病院で、3ヶ月の入院プログラムを受けることにしました。

Cさんは、そこの医師から、「若いのにこんなに飲んでどうするんだ」と言われ、「若いから重症だ」とも言われました。

同じ入院患者は、Cさんよりもずっと年上の人ばかりでしたが、1ヶ月の基礎プログラムを終えると、外出して自助グループに参加できるようになりました。

Cさんは、病院にいたくなかったため、自助グループに積極的に参加するようになりました。

そんな理由もあって、Cさんは他の自助グループの人から、「これだけ参加したのはお前しか見たことがない」と言われて嬉しかったといいます。

また、行くと「よう来たな」と言ってもらえて、自助グループに通うことが生活の基本のようになっていました。

Cさんはその後、就職先の面接で「僕はアルコール依存症で、断酒会に通わないと仕事ができません」とはっきり伝え、次の仕事に就くことができました。

その後、精神保健福祉士、介護福祉士、ケアマネジャーの資格を取って、今は病院の居住事業所に勤めています。

Cさんは、もしアルコール依存症になっていなかったら、これまでに出会った人たちには合うこともなく、今の自分もいなかったそうです。

また、浪人時代を振り返ると、酒を飲まなかったら自殺していたかもしれないし、この病気になって良かったとまでは言えませんが、病気になって助けられた部分もあったといいます。

・断酒会と専門のクリニックに通いだして人生が変わったDさん

Dさん(53歳男性)は、30歳で医療関係の会社に就職しましたが、そこは接待が多く、飲むことも仕事の一部のようになっていました。

さらに30代後半で単身赴任になると、毎晩のように飲み歩くようになったそうです。

Dさんは、お酒をガソリン代わりに飲んで仕事に打ち込み、毎朝酒臭くても外回りの合間にサウナに行って汗を流したらすっきりしていました。

そんな時、飲酒運転が原因で事故を起こしてしまいました。

その日のDさんは、迎え酒をして会社に行き、車の運転をして路面電車の駅に激突してしまいました。

本来なら懲戒免職なのですが、会社は連日の忙しさを考慮し、始末書だけですませてくれました。

しかし、その代わり会社を続けたかったら転勤しろと言われ、Aさんは転勤を選びました。

転勤先の職場でも事故のことは噂になっていて、人間関係が築けず、再び飲酒運転で事故を起こしてしまいました。

飲酒をして高速道を走っているときに眠気がきて、目覚めたらトンネルの壁に激突していたといいます。

Dさんは、その後断酒会に行くことに決めましたが、みんなが「よく来たね」とやさしく迎えてくれて、びっくりしたそうです。

そこから、Dさんが完全に酒を止めるまで2年半かかりましたが、Dさんがなかなか止められなかったのは、他の人の体験談を聞いていても「俺はそこまで酷くない」と考えていて、自分をアルコール依存症だとは思っていませんでした。

その後、専門のクリニックに予約を入れ、クリニックに行くと、その先生から「私も断酒会の会員で、依存症ではないけれど、家族のためにお酒をやめて5年になります」と告げられました。

他にもその先生から、多くのことを教わり、涙があとからあとから流れてきて仕方がなかったといいます。

Dさんは、不思議なことに、それ以来お酒を飲まなくなりました。現在断酒して7年目ですが、昔はできなかったこともできるようになり、バイクに乗ったり、奥さんと山登りをしているそうです。

看護師転職!きっと見つかるあなたに合った職場!

~ クリニック編 ~

「人の役に立ちたい」

「こんな優しい看護師さんになりたい」

そんな憧れと希望をもって、念願の看護師に!

けど、せっかく看護師になったのに、いい話を聞かない。

「1年目ってしんどいって聞いてたけど、こんなにもしんどいの?」

「なんであんなにガン無視?分からなくても聞けやしない・・・」

「奨学金の縛りがなければ、今すぐ辞めてやるのに」

「今日の夜勤、最悪。このシフト見るだけで吐きそう」

現実はラクではないことは分かっていたけど、乗り越えれるのかな?

このつらさ、しんどさ・・・

どうしてもストレス過多の職場です。

人の命を目の前にした仕事で、厳しくしなければならないけど。

周りの人もストレスを溜め込みがち。

その積み重ねは、時にパワハラとして人間関係に表れてしまいます。

そうこうしている内に考えてしまうこと。

(看護師、辞めようかな・・・)

(私には、向いていなかったのかな・・・)

けど、本当は「看護師を辞めたい」ではなくて、

「この職場を辞めたい」ではないですか?

辞めたい理由でよく見かけるのが、

①職場の人間関係

②緊張と責任が長時間続く仕事で、精神的にしんどい

③不規則な勤務と長時間労働で、身体がしんどい

④看護師に向いていなかった

でも辞める理由をよくよく考えると、ミスマッチかもしれません。

人それぞれ好みも性格も違うし、得意不得意も異なります。

『もしかすると自分に向いていない職場だったのかも?』

決して看護師の仕事が向いていなかった訳ではなくて。

『自分の適正に職場が合っていなかった』

こう考えると、少し考え方が変わってくるかもしれません。

気持ちがラクになるかもしれません。

あんなにつらい実習を受けて、長時間勉強して突破した国試。

看護師に向いていないはずがありません。

『自分の適正に合った職場を探してみませんか?』

看護師資格を活かして、働ける職場はたくさんあります!

今回紹介するのは、

クリニック

です。

≪仕事内容≫

院長の診療をサポートする仕事です。

診察を受ける前の問診から始まり、バイタル測定を行います。

指示によっては採血や注射、点滴なども行います。

救急外来を行っていないため、急患の対応に追われることがありません。

地元と密着した「町のお医者さん」といったイメージです。

病院では診断が確定した患者が入院します。

しかし、クリニックを受診する患者は、まだどこが悪いのか分かりません。

高齢者は特に病識に乏しく、訴えだけでは大事な症状を見落とす可能性があります。

クリニックは初期診療として、とても大切な役割を担っています。

≪クリニック勤務に向いている人≫

仕事も頑張りたいし、プライベートも充実させたい!

そういった方にオススメです。

特に子育てをしながら仕事を行うといった方も、数多くいます。

診察時間は午前と夕方のため、自宅が近くであれば一度帰宅をすることもできます。

午前で帰ってくる子どもの昼ご飯を作って、また夕方から出勤したり。

雇用条件によっては午前のみの勤務あり。

そうすると保育園への子どもの送り迎えもできます。

夜勤がないので病院勤務と比べると、給料は下がるけど。

1日のリズムが崩れにくい仕事です。

≪メリット≫

月曜日や連休前は患者が多くなり、診察時間が延びることがあります。

しかし夜勤がなく、午前診から午後診の間があると、とても助かります。

平日しか行けない役所や銀行に行ける。

夕方帰って一度にする家事を、昼休憩の時に分散してできる。

毎週日曜日が、固定で休み。

自分や家族の時間をしっかりと作ることができる。

勤務時間が日中に限定されていることが、最大のメリットです。

≪デメリット≫

看護師を多く配置しているクリニックは、ほとんどありません。

少ないということは、

∇体調不良でカバーする人員がいない。(または休みを仕事に代えられる。)

∇看護師以外の仕事もこなす必要がある。

∇相性が悪い看護師がいても、毎日顔を合わせて仕事をすることになる。

そして病院勤務と違うのが、

『院長独自の経営方針』

医師は自身の理念を叶えるために、開業します。

そのためあまりの独自の決まりやスタイルに、戸惑ってしまうかも・・・

院長との価値観の違いから、退職するケースだってあります。

また病院の方が、社会保険や福利厚生の面で優遇されている面があります。

≪クリニックで働いてみると≫

①看護師以外の仕事が多い!

問診や患者対応以外にも、電話が重なると電話対応も必要!

病棟勤務では外線を直接受けることはなかったし。

対話では問題ないのに、電話では聞き取りにくいし、言葉が出ない。

しかも今日は受付の事務員が病欠!

受付・電話対応もしながら、看護師業務はキツイ。

残業は少ないと聞いていたけど、一人あたりの業務量が多すぎる・・・

②院長がワンマンがひどい

せっかく事前に問診したのに、また同じことを患者に尋ねてばかり。

内服中の薬やアレルギーの確認も、いつも見ていてハラハラ。

処方を間違えて薬局から電話がかかってくると、責任は看護師に!

さらに、とにかくせっかちな院長。

足の悪い患者だから、診察室まで行くのに時間がかかる。

そこにインターホンで、何度も患者を呼び出す院長。

院長に渡すカルテを、手を滑らせて落とそうものなら・・・

あぁ、気が休まることがなくて、精神的にキツイ!

③傾聴し過ぎる院長

地域で評判の先生。

治療だけでなく、生活で困っていることにも耳を傾ける優しい先生。

診察よりも先生に話を聞いてもらえることが、何よりの薬という患者さん。

けど毎日、診察時間を大幅に超えてばかり。

「待ち時間が長い!」

と、患者からクレームを受けることも。

ホント、いい先生なんですけど。

④このまま続けていくべきか?

病棟勤務時代は不規則なシフトで、身体を壊してしまった私。

生活リズムが崩れにくい日勤の仕事は、とても安心。

けど毎日問診、採血、点滴ばかりで、看護師としてのスキルに不安が募る。

病院で経験できた数々の症例や、教育体制はここにはない。

何だか毎日同じことの繰り返し。

自分にとって看護師のやりがいって?

クリニックを続けるか、もう一度病院か・・・

⑤病院よりもある意味忙しい?

雇用条件によりますが午前診、午後診の間に行う大切な仕事があります。

それは、『往診』

高齢者の中には病院に通うことが難しい方もいます。

往診は診察時間の間に、自宅へ訪問して診察を行います。

これが、結構ハード!

限られた時間内に、約束している患者の自宅を診察に回ります。

時には往診時に、すぐに入院手配を行う必要がある患者も。

家から家へ、信号待ちをしている時、せわしなく感じます。

不安を多く抱える患者にとって、往診に来てくれる時間は、とっても大切な時間。

しっかりと耳を傾けながら。

患者だけでなく、その家族や家の様子にも気を配る。

限られた時間の中で、求められるハードルは高いのです。

≪まとめ≫

クリニックといっても診療科が違えば、全く別の職種です。

これまでのスキルでは通用しないケースもあります。

自分がなぜ転職をしようと考えたのか?

自分はこれから何がしたいのか?

はっきりと自分を見つめなおすことが、転職成功への近道です。

クリニックで看護師として働くためには、

∇自分が教えられなくても主体的に、仕事に取り組むことができる。

∇自分の担当でなかったとしても、快く引き受けることができる。

∇地域医療に貢献したい。

こうした気持ちで仕事に取り組むことができると、

仕事とプライベートを、共に充実させることができることでしょう。

統合失調症の体験談NO2

少しずつ出来ることを増やしているDさん

Dさん(30代男性)は、21歳の頃に統合失調症と診断されました。

そして、統合失調症と分かってからは、それまでとは全く違った生活を余儀なくされました。

Dさんは、12年間の間に4回の入院をしていますが、デイケアや作業所には行かず、母親はどうしたらいいのか悩んでいたそうです。

Dさんの母親は家族会に入り、色々な学習会や医療懇談会にも参加し、勉強すればするほど、学んだことと現実の落差に打ちひしがれる思いがしたといいます。

学習会で質問をすると、決まって「なるようにしかなりません」と言われ、そんな日々が何年か続きました。

Dさんの母親は、世間一般の価値観から抜け出して、自分だけの息子としての価値観を作り上げようと考えるようになりました。

そして、それが人に笑われるような考え方だっていいから自己を確率したいと思ったそうです。

Dさんは、お使いを良くしてくれていましたし、母親と2人でプールに行ったり、散歩もしていました。

母親にとって、息子は「ひきこもり」と呼ばれたくなかったといいます。

Dさんの居場所がないのなら、自分の家を居場所にすればいいと考えました。

働けなくても、楽しく暮らしていけるのではないか?

とDさんの母親は主治医に問いかけたことがありましたが、「まあ無理でしょう」と言われたそうです。

Dさんの家にはサンドバッグ、パチンコなどを置いていて、イライラしたときはサンドバッグを叩いたり、リラックスするためにパチンコをしていたそうです。

ある日、Dさんの母親が風邪をひいて動けなくなった時、Dさんは家族会の会報の原稿を担当者の家まで届きてくれたり、茶碗を洗ってくれたりしたそうです。

母親は、こうしたひとつひとつのことが宝物のように思っているそうです。

こうした小さなことを大切にして、ひとつずつ増やしていきたいと願っています。

病院の治療と勉強会で除々に回復しているEさん

Eさん(20代男性)は統合失調症で、両親は建築業の仕事をしています。

Eさんが高校2年生の頃に中退し、父親が建築の現場につれていき仕事を教えることにしました。

Eさんは、除々に仕事を覚え、真面目に働くようになりました。

そして、Eさんが20歳のときに大きな仕事場を経験したとき、同年代の同業者と自分を比較して、

「自分の技術が低い」

と思うようになり、そのことを気にするようになりました。そのたびに、

「これまではアパートや低いマンションなどの仕事ばかりやっていたから、知らないことがあって当たり前だ」

と両親は何度も励ましていました。

Eさんはその頃から、

「周囲の人に自分の情報がもれている」

などと言うようになっていましたが、両親はあまり気にしていなかったといいます。

Eさんは、自室のドアの隙間や鍵穴にガムテープを貼り、窓にもダンボールを貼り付けたりして、部屋を密閉状態にしてしまいました。

両親がなぜこんなことをするのかと聞くと、仕事仲間がEさんのことを

「背中にアザがある」とか

「小学生のときは太っていた」

などと、他人が知らないようなことをヒソヒソと話していたから、情報が漏れていると思うようになり、覗かれないようにしていると答えました。

Eさんは、それからも隠しカメラがあるかもしれないと言い出し、壁にも厚い布を貼り、最終的には仕事にも行けなくなってしまいました。

また、寝てしまうと頭の中を覗かれてしまうからと、コーヒーを何杯も飲んで眠らないようにしたりと、追い詰められるようになっていました。

このままでは、身体を壊してしまうと病院につれていくと、治療が始まりました。

治療を始めてから2週間ほど経ったとき、「もう緊張しなくなった。仕事も集中できる」と元気そうにしていました。

Eさんは、色々と感じることがあっても、すぐにそんなことはないと言い聞かせて気にしないようにしたそうです。

Eさんは、除々に回復していても治療は続けなければならないし、この病気は長い付き合いになるからと、病院の勉強会にも通っているそうです。

統合失調症がどんな病気なのか知らない人にとっては、仕事に行けないのがなまけていると思って叱ってしまいがちです。

しかし、患者にとってはそのことで苦しみが増してしまいます。

家族の方も勉強会に参加したり、本などで症状や治療方法などの知識が必要でしょう。

クリックとデイケア通所を続けたことで復学を目指すようになったFさん

Fさん(20代男性)は、大学に入学して1年目は、大学に行かないこともありましたが、何とか単位を取れて2年に進学できました。

しかし、2年生になると、朝寝坊して大学を休むようになり、昼夜逆転して自室で過ごすことが多くなりました。

また、疲労感を訴え食欲もなくなってきたため、母親の勧めで近くの内科を受診しましたが、身体には問題がないと言われました。

そして、落ち込んでいることから、メンタルクリニックを受診して相談することを勧められたそうです。

メンタルクリニックを受診すると、抗うつ薬や抗不安薬を処方され、一時は表情も明るくなり家族と話すこともありましたが、それでも2ヶ月経っても外出をせず、暑い日もカーテンを閉めて自室で過ごすことが多かったといいます。

このように、統合失調症はうつ病に似たところがあって、身体の不調や不安発作といった症状があります。

また、数日の不眠から興奮状態になることもあるそうです。統合失調症の場合、多くの人が発症前に人との関わりを避けるようになります。

ある日、Fさんが「監視カメラが家に仕掛けられている」と言い出して家中を探していることがありました。

また、「テレビが自分のことを言っている。自分が口にしたことが周囲に知られている」と言い出し、その時からFさんは小さい声で話すようになりました。

そんな様子を主治医に話すと、統合失調症と診断され、抗精神病薬を処方されるようになりました。

本人を含め家族も十分な説明を受けたため、そのことを受け止めることにしたそうです。

それからは、薬が効いてきたのか、監視カメラなど変なことは言わなくなり家族との会話も増えていきました。

幻聴や妄想といった統合失調症の症状は、薬物療法によってかなり軽減します。

それによって、1人で外出できるようになるなど、一定の回復が見られるようになります。

Fさんはそれでも大学へは行くことなく、自室に閉じこもっていることが多いことに変わりはありませんでした。

父親はそんなFさんの様子を心配して登校を勧めたり、一緒に外出することを促したりしましたが、それにもほとんど応じませんでした。

そんなことが続き、ある日父親に対して医師が「大変ですね。期待通りにいかないことで焦りますよね」

「お父さんは息子さんのマイナスな部分だけしか言いませんが、息子さんの良いところはありませんか?」

と言うと、しばらく黙っていた父親は「私は息子を責めてばかりいました」と話しました。

Fさんの父親自身も不安な状態が続いたことで不眠症になり、息子のFさんはそのままクリックに通い、父親も同じクリニックに通うことになりました。

その後Fさんは休学の手続きを取って、週4回近くのデイケアに通って畑作業を中止にした活動をするようになりました。

Fさんは、ときどき体がだるいと言いますが、以前のように家に閉じこもることはなくなりました。

そして、デイケア通所を続けて自信を取り戻し、復学も目指すようになりました。

看護師転職 失敗は情報不足にあり

~ 失敗しない転職方法 ~

「もう限界・・・」

「もっといい職場はないかな?」

看護師として、時に考えてしまう転職。

だけど、うまく転職できる自信がない。

そもそも、どうやって職場を探せばいいのか分からない。

友人の紹介。

ネットで検索。

ハローワークに相談。

紹介会社を利用。

すぐに転職活動に入ることもできます。

しかし、準備が不十分なまま転職活動を行ってしまうと・・・

転職して後悔!その実態

①総合病院 ⇒ クリニック(内科)

多くの医師と看護師、多職種が連携する総合病院。

どうしても各部署との軋轢や人間関係で、微妙な雰囲気に。

相談や申し送りしないといけないのに、相手の顔色を伺う毎日。

昨日の指示と、今日の指示が翻る日々。

こんな中だと、人間関係がギクシャクして・・・

もう少し小さな規模で、患者を向いて仕事がしたい!

そこで選んだクリニック勤務。

医師は1名。

職員も少なく、やっと患者としっかり向き合っていけれそう!

しかし現実は、程遠く・・・

まず院長がワンマン、まるで王様!

看護師を召使いのように扱って、情緒不安定。

昼の12時を過ぎても患者は途切れず、さらに不機嫌さは増すばかり。

これから午後の往診、一緒に回るのが気が重たい・・・

そんな時に受付職員の子どもが熱発。

急遽幼稚園に迎えに行くことに。

看護師業務もしながら、受付業務も!

こんなのこなせる訳がない!

②総合病院 ⇒ 特別養護老人ホーム

残業の多さと不規則なシフトから、次第に体調を崩すように。

でも看護師として患者と接することは、続けていきたい。

そんな理由から選んだのが、特別養護老人ホーム。

急変も病院と比べれば少ないし、夜勤はなくオンコール対応のみ。

残業もほとんどないので、少し気持ちが軽くなった感じ。

けど働いてみて分かったことが次々と・・・

とにかく恐ろしくケアが雑!

バルーンパックは素手で触ってるし、床に直置き!?

褥瘡ができていると介護士から聞いて、見てみてビックリ!

こんなにひどくなるまで、誰も気づかないなんて!

配薬間違えていることもあって、ヒヤリとすることも。

利用者が多いという理由で、勝手に食前に与薬してるし・・・

「忙しいから仕方ないの」

「どこも人手不足ですから」

こんな状態を黙認している管理者も、信用できないし。

業務優先で利用者のことを看る気が、全く感じられない。

『看護師』としてこんな職場、とても許せない・・・

③クリニック ⇒ 訪問看護ステーション

クリニックの院長のパワハラ的な対応が理由で退職を決意。

やっぱり患者、特に受診に来てくれていた高齢者を大切にしたい。

そんな思いから、訪問看護ステーションで勤務スタート。

受診に行くことができない高齢者が中心。

しかも在宅生活を続けている割には、結構医療ニーズが高い。

胃ろう、点滴、吸引、インスリン注射、褥瘡処置。

大変だけどそれでも選んだ在宅介護。

そんな家族の思いを大切にしたい。

しかし、訪問看護ならではの苦労も多く・・・

在宅介護は、家族にとっても負担大。

そんな時につらいことも聞いてくれる看護師は、とても頼りになる存在。

その分話も長くなり、次の訪問先に遅れてしまうことも。

家族の思いも受け止めたいし、訪問件数もこなさなければならない。

日々葛藤を繰り返しながらの仕事・・・

一人暮らしの高齢者も年々増加。

心を開いてくれるまでは、時間がかかる。

中には訪問してるのに、家に入らせてもらえないことも。

医療とは違った、高齢者介護、認知症ケアが勉強不足だった・・・

④介護老人保健施設 ⇒ 総合病院

病院の忙しさと不規則な生活から、離れたくて選んだ施設勤務。

実際働くと心身共に負担も軽くなり、自分の時間も持てるように。

けど半年経って、考え始めていること。

「看護師としてのスキルアップは?」

「将来のためにも、しっかりと貯金をしておかないと」

「もう一度、治療の場に戻りたい」

高齢者介護として、寄り添うケア。

施設と病院では、求められるスキルも方向性も違います。

「もう一度、病院に戻ってチャレンジしたい!」

そう思って、再び総合病院でフルタイム勤務スタート。

だけど、こんなはずじゃなかったのに・・・

できていたはずの、当たり前の手技を忘れている。

覚えていたはずの、基本的な知識を忘れている。

何より、病院の仕事のペースについていけない!

医療現場の一線から一度退くと、なかなか慣れるまでに時間がかかるもの。

しかも経験者として、即戦力として採用してもらっている。

期待に応えれず、ただただ、自分自身に悔しい・・・

2.転職活動をする前に行うこと

このような転職の失敗体験に、共通するのは『準備不足』。

以下の2つのことを、準備しておくと失敗を避けれます。

①退職する理由

「何で辞めようと思ったのか?」

原因があいまいだと、次の職場でまた同じ思いをするかもしれません。

 

 ・職場の人間関係

 ・不規則なシフト

 ・超過勤務

上位に挙げられる退職理由ですが、他にも

 「もっと患者に寄り添う医療を行いたい」

 「規模の小さい医療現場で働きたい」

 「プライベートを充実させたい」

 「結婚・妊娠のため」

など、退職理由も様々です。

病院勤務では必須である各委員会、勉強会、症例発表、研究発表・・・

これらは夜勤明けや、休日に参加することも珍しくありません。

(勤務外でも自分の成長のためとして、手当が出ないことも・・・)

せっかくの休みも、職場に足を運ぶ自分。

日々の激務に加えて、さらに大きなストレス。

自分自身の仕事や職場環境を、もう一度振り返って。

なぜ辞めたいのか、まとめておく必要があります。

そうしないと、

また同じ理由で退職することになる可能性も。

②どんな仕事をしたいのか

退職の理由がはっきりさせた次は、どんな仕事をしたいのか?

大きく分けると、『医療』と『介護』に分かれます。

『医療』・・・病院、クリニック

病院といっても診療科によって、求められるスキルは大きく異なります。

グループ経営もあれば、個人経営のクリニックもあります。

「病院でもっと症例を経験して、スキルアップを目指したい」

「病院で夜勤を頑張って、給与を増やしたい」

「クリニックで子育てをしながら働きたい。」

「大きな組織の人間関係ではなく、小さな規模で医療に携わりたい」

こういった人には、お勧めです。

治療の場で看護師として働くのであれば、医療分野です。

『介護』・・・老人ホーム、デイサービス、訪問看護ステーション

病状が安定している利用者に対して、医療的なサポートを行います。

100名もの高齢者が生活している老人ホーム。

日帰りで高齢者が利用しているデイサービス。

1件づつ自宅を訪問する訪問看護ステーション。

「高齢者との交流が好き」

「医療従事者以外とのコミュニケーションが上手」

「多職種間での、チームケアが魅力」

「看護師以外の仕事も、苦にはならない」

こういった人には、お勧めです。

生活の場で看護師として働くのであれば、介護分野です。

3.転職活動の方法

しっかりと見つめなおして、準備を行いました。

いよいよ転職活動!

しかし、自分が希望する職場かどうかは、どうやって調べるのか・・・

ネットや求人広告で、職種や待遇は掲載されています。

しかし、分かりづらいのが、

・職場の雰囲気

・職場の人間関係

・より詳しい待遇

面接日時まで決まり、実際に職場を見てみても・・・

その日だけ、たった1時間程度で、職場の雰囲気は分かりますか?

面接で初めて会う担当者に、遠慮なく待遇や希望の条件を聞けますか?

限られた時間に納得のいく説明を受けて、安心できる職場環境を確認する。

これには、なかなか無理があります。

そこで安心して転職活動を行うことができるのが、

『人材紹介会社』です。

まず個人で転職活動を行うことに比べて、圧倒的に情報量が違います。

個人では聞きづらいことも、担当者を通じて先方に聞いてくれます。

いざ面接まで進んで、条件や環境が違った場合、なかなか断りづらいこともあります。

こういったことを代行して、希望する職場を一緒に見つけてくれる。

安心できる存在です。

そして大切なことは、先方とのパイプ。

既に紹介会社から紹介を受けた人が、働いているケースがあります。

だからこそ、職場の雰囲気や待遇が、しっかりと把握できているのです。

逆に先方側から見てみると、紹介してもすぐに退職することが続く紹介会社。

こんな紹介会社からは、採用どころか応募の時点で断られてしまいます。

採用が決まれば、それでいい。

こんな紹介会社では、信頼されないからです。

お互いの信頼関係が成り立っている。

これは、何よりも安心につながります。

個人で行う転職活動には、限界があります。

もう何度も転職を繰り返すことなく。

安心して職場を探すことができる。

そんな『人材紹介会社』を利用してみては、いかがでしょうか。

きっとあなたの天職を見つけてくれることでしょう。