脳梗塞

【はじめに】

近年本邦でも生活習慣病に関連した脳卒中に関する情報が注目されており、その中でも特に脳梗塞に関して話題を取り上げたいと思います。

単純に「脳卒中」と言っても、脳血管に障害が起きた状態や程度によって疾患名は異なります。

具体的に申しますと、脳の血管が閉塞して狭まったことが原因の場合には脳梗塞と呼んでいます。

この中で疫学的に一番患者数が多いのが脳梗塞で、脳卒中全体の約7割を占めます。

こうした脳梗塞を避けるには、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの危険因子をしっかり管理することが重要です。

また、禁煙や体重管理、運動など生活習慣の改善によって、脳梗塞が起こらないようにすることが大切です。

もし、脳梗塞が起こったら、直ちに救急車で脳卒中が専門の病院を受診することで、その後の経過が良い方向に向かう可能性が高くなります。

そんなわけで、脳梗塞が発症したことをまず疑えるかどうかがとても重要な観点です。

今回は、そんな「脳梗塞」の原因、症状、治療などについて説明していきます。

【第1章】脳梗塞の原因とは?

脳梗塞の患者さんでは、普段からとくに生活習慣病(高血圧や糖尿病など)を発症している方が多いです。

これらの疾患はいずれも動脈硬化を進行させるので、そのぶん脳梗塞を招くリスクが高くなると言えます。

脳梗塞は、主にラクナ梗塞(脳の細い動脈で詰まる)、アテローム血栓性脳梗塞(比較的太い動脈が血栓で詰まる)、そして心原性脳塞栓症(心臓由来の血栓が脳の血管を詰まらせる)に分類されます。

日本では、従来から欧米に比べてラクナ梗塞の割合が多い傾向がありました。

ところが、近年の脂質異常症や糖尿病の増加に伴って、最近ではアテローム血栓性梗塞が増えてきています。

また、高齢化にともない心房細動という不整脈を抱えた患者さんが増加しているため、心原性脳塞栓症も徐々に増えています。

脳梗塞のリスクファクターは食生活の欧米化(メタボリック症候群)、過剰な塩分摂取、そして運動不足等が挙げられます。

勿論その他にも、糖尿病や脂質異常症(高コレステロール血症、高トリグリセリド血症)、喫煙歴、大量の飲酒、日々の強度ストレス、心房細動などの不整脈、加齢なども脳梗塞の原因として忘れてはいけない要素です。

【第2章】脳梗塞の症状とは?

脳梗塞においては、脳に酸素や栄養を送っている動脈に血行不良により、神経細胞が死滅してさまざまな症状をきたします。

脳梗塞では、脳動脈の一部が狭窄あるいは閉塞することで、色んな症状を自覚することになりますし、脳に栄養を送っている血管のうちでどこの動脈が詰まるのかによって症状が異なってきます。

このような状態になって、血液が脳に十分運搬されなくなると、半身麻痺や言葉を話すことができなくなる失語症、あるいは意識を失うなどの症状が出てきます。

脳梗塞は忘れた頃に突然発症します。

症状を放置すると、ほぼ半永久的に半身麻痺や感覚障害など生活に支障を来す重大な後遺症を残すことがあるので注意が必要です。

最悪の場合には生命にかかわる事態になりえるため、初期症状を知ることが極めて重要であると言えます。

初期症状として比較的はっきりと現れるのは、顔がゆがむ、表情がつくれなくなる、あるいは片腕および片足が動きづらくなる、呂律が回らなくなる、言葉が出てこないといったものです。

家族や友人などに指摘されることが発見のきっかけにもなります。

脳梗塞で最も多い症状は、体の右半身か、もしくは左半身かに力が入らなくなるような運動麻痺です。

つまり、急に半身の手足が動かなくなった場合には、脳梗塞の疑いが強くなります。

特に、手足と同じ側の顔半分にまで麻痺が起こる場合は、その疑いはさらに強くなります。

次に多いのは、言葉に関する症状で、ほぼ半数の患者さんに出現すると言われています。

言語関連の症状には、呂律が回りにくくなる症状(構音障害)、そしてことばを理解できなくなったり、言いたいことが言えなくなったりする症状(失語)の二種類があります。

他に多いものとしては、ふらついて歩けなくなる、意識が低下する、体の半分のしびれなどの感覚障害を呈する脳梗塞もあります。

そして、めまいや吐き気・おう吐、片目もしくは視野の半分が見えにくくなるなども、脳梗塞が疑われる症状です。

【第3章】脳梗塞の治療とは?

脳梗塞を放置すると、時間経過とともに後遺症の程度がどんどん悪化します。

したがって、脳梗塞を疑う症状を自覚したときには、迷うことなく病院へ行き、すぐに検査を受ける必要があります。

頭部CT、および脳MRIの検査で、まず脳梗塞が起きているのかどうかを確認します。

特に、脳MRIの拡散強調画像(DWI)で高信号を認めることが確定診断に繋がります。

梗塞が生じている範囲から、どの辺りの血管が詰まっているかを予測できます。

そして、詰まっている箇所を確定するために血管内カテーテルを用いた脳血管撮影を行うこともあります。

通常、ラクナ梗塞やアテローム血栓症に対しては動脈のように血流がとても速い血管のなかで血栓がつくられるのを防ぐため、抗血小板薬が有用となります。

また、抗血小板薬による薬物治療で十分に改善しない場合には、外科治療も検討されます。

頚動脈内皮剥離術(CEA)という手術によってプラークを除去する方法と、血管内にステントを置いて狭窄部分を広げるステント留置術(CAS)が推奨されています。

さらには、動脈硬化が潜在的に発症の大きなリスクファクターですので、メタボリック症候群や高血圧、喫煙などの生活習慣の改善が再発や悪化に対する予防につながります。

次に、心原性脳塞栓症(特に左房内血栓)の原因となる血栓は、静脈にできる血栓と同様に血流のうっ滞したところで作成されるので、フィブリンという成分が主体となった血栓を形成します。

このような血栓に対する治療としては抗凝固薬が有用です。

抗凝固薬の種類として、これまではワルファリンという内服薬が主流でしたが、現在はNOACsと呼ばれる新しい抗凝固薬が登場しています。

NOACsはワルファリンとは異なり、直接トロンビンまたは第Ⅹa因子を阻害する薬で、副作用として問題となる頭蓋内出血リスクが低いと考えられています。

また、脳梗塞に対する専門病院においては、脳梗塞が起こってから間もない時間(基本的には発症してから4.5時間以内) に血栓を溶かす血栓溶解療法を行って、原因となっている血管の詰まりを改善させる治療を迅速に行います。

さらには、血液をサラサラにするお薬で血栓をできにくくして再発を防ぐ治療を始めて、早期からのリハビリテーションなどに取り掛かります。

【まとめ】

脳の大血管が詰まって血が通わなくなり、脳の一部組織が壊死してしまう病気が脳梗塞です。

脳梗塞は一刻を争う病気です。

不幸中の幸いで一命を取り留めた場合も、残念ながら約7割に後遺症が残るといわれています。

疑わしい症状が現れたら直ちに救急車を呼び、脳梗塞の脅威から身を守るように努力しましょう。

可能な限り早く専門病院を受診してください。

それには、普段から脳梗塞に関する知識を有しておき、脳梗塞を疑えば直ちに119番に電話して救急車を呼び、脳梗塞の専門病院で診てもらうことが重要です。

重症の場合はもちろん、軽症と思われる時も救急車を利用してください。

これは一刻も早く搬送するためであり、また途中で症状が悪くなる危険性もあるからです。

脳梗塞の最も効果的な治療は、脳梗塞が起こってから時間があまりたっていない早期の段階にしか行えません。

治療効果があるかどうかに時間的な制約が関係していることもあわせてよく覚えておいてくださいね。

今回の記事の情報が少しでも参考になれば幸いです。

Y.H 30代後半女性 転職サイトの利用や実際の転職について

看護師転職サイトというものについて、聞いたことがある方も多くいらっしゃるかと思います。

しかし、看護師の人材紹介というものを利用したいがどういうものなのか分からなくて迷っている。

転職サイトとはどういうものなのかわからず登録をためらっている、という方もいらっしゃるのではないかと思います。

私は何回か転職を経験し、行き詰ったり迷ったりしながら、やっと現在やりがいの見出せる職場に就職することが出来ました。

今回は、私自身の実際の転職体験談をお伝えさせていただき、少しでも転職のお役に立てていただければと思います。

Ⅰ.転職理由等について

転職のきっかけ

まずは、なぜ転職をしようと思ったのかについてですが、私自身の転職のきっかけは主に人間関係、ライフイベント、家庭の事情でした。

その経緯について少しお伝えさせていただきます。

資格を取得したのは2009年でした。卒業後すぐに首都圏の総合病院に就職しましたが、軍隊のような過酷な職場環境と上下関係の激しい人間関係にどうしても馴染めず3ヶ月で退職。

その後は同期との人間関係が上手くいかず1年半で退職。どうしていいか分からず、そんな時に看護師の転職サイトに出会いました。

最初は利用方法もよく分からず、手探りの状態で色々調べながら利用を開始しました。

まずは一つのサイトにアクセスし、何となく要領がつかめたので何社かと連絡をとらせていただきました。

紹介会社とやりとりをし何度も面接を重ね、やっとの思いで入職した職場では上司からのいじめに苦しみました。

その病院では看護師として外科病棟で働いていたのですが、業務自体はもともと勉強したい科であったので楽しくやりがいのあるものでした。

上司からの毎日の無視や陰口等には苦しめられましたが、仕事は日々学ぶことの連続で楽しく出来ていたのと同僚からの励ましで何とか乗り切ることができていました。

また、その時私自身も

『自分は悪くないのだから、堂々としていよう。せっかくやりがいのある仕事に就けたのに、こんなことで退職するなんて絶対嫌だ』

という強い思いをもって何とか乗り越える努力もしていました。

その甲斐あってか、4年間は充実して仕事が出来ていたと思います。

しかし結婚を機に退職することとなりました。

看護師は女性の方が多いため、ライフイベントなどで転職する機会を持つ方は多いように思います。

そして再び就職先を探すこととなりました。

なかなか転職先が見つからず、単発のバイトや派遣などで繋いでいる時期もありました。

この時にも単発バイトや派遣の検索ができる看護師の転職サイト(単発・派遣)を活用させていただきました。更に数年後、家庭の事情での引っ越しに伴い再度転職することとなりました。

それが現在の職場です。

その職場は、最初は既卒者に対して当たりがキツく、辛かった時期もありましたが、

基本的には面倒見のいい方が多く様々なことを一から教えていただき、初めて心から仕事が楽しいと思える職場と出会うことができました。

転職の際に影響すること

最終的には働きやすいと思える職場に出会えましたが、転職するにあたって若干の支障や影響を感じているのは、

転職回数や経験年数、経験してきた科、そして特に既卒か新卒かということは、転職時ももちろんですが就職してからも様々な場面で影響が出てくるのだと実感することが多かったように思います。

転職の際や転職後には、それぞれの実情に応じて様々なことが障壁になるかと思いますが、

第一印象やイメージが良くても、実際は違う、ということも多くあるので、たくさんの情報を集めながら時間のある限り焦らずじっくりと探していくことをおすすめします。

Ⅱ.転職サイトについて

次に看護師の転職サイトについてお伝えしていきたいと思います。

正直転職サイトについてはどれがいいかというのはわかりません。

転職サイトの数もたくさんありますし、インターネットでの口コミも様々です。

迷った結果、一つではなくいくつかの転職サイトに応募することにしました。

利用の流れ

まずは利用の流れですが、インターネットから検索し、5つぐらいにサイトを絞って転職サイトにアクセスしました。

サイトに移動すると登録画面が出てくるので、職種(看護師・保健師等)や勤務形態や勤務希望地などの希望を入力するようになっています。

最近はどの転職サイトの画面を開いても登録方法が分かりやすくなっており、実際に登録するまでには数分あれば十分かと思います。

登録すると、平日であれば大体が当日中に、休日祝日や営業時間外であれば休み明けや翌日に、まずは電話がかかってくることがほとんどです。

以下は一つの転職サイトを例にとってお話をさせていただきます。

私は平日に登録したので、登録して1時間もしないうちにご担当者様から電話がかかってきました。

今回登録に至った経緯を簡単にお伝えし、何を重視して転職したいか、その他転職時期や場所、科、年収等いくつか希望を聞かれ、15分ほど質問を交えてお話をしました。

最終的に、一度直接会って詳細を聞いてから話をすすめていきたいとのことで面談をすることとなりました。

初回面談

私は首都圏での転職希望だったので、大きめの駅前で待ち合わせをし、駅近くのカフェで面談をしました。

余談ですが、カフェでの面談時の飲食代は紹介会社様がお支払いをしてくださいました。

転職サイト登録から利用終了まで、自分の履歴書や交通費など以外に関しては基本的にはお金はかかりません。話は戻りますが、当時私は20代で、担当者の方は私と同年代くらいの女性の方でした。

スーツでビジネスバッグを持ち、いかにもキャリアウーマンという感じの方から名刺をいただき、自分とその方との二人でお話をしました。気さくでとても話しやすかった印象だったのを覚えています。

そう感じたのは、担当者ご自身のプロフィール等も話してくださったり、雑談なども交えながらリラックスできるように対応してくださったりしたからかもしれません。

この面談の際に、電話で話した希望条件に沿った資料を2~3件ほど書面で持参してくださいました。

この時点では病院名は伏せてあり、年収や待遇や手当などの情報が書かれたA4 1枚程度の物でした。

ただ、詳細を伝えきれていなかったためか、この時持ってきてくださった資料は自分の希望からはやや離れたものでした。初回面談の際の情報は、参考程度と考えていただければいいのかなと思います。

面談は1時間弱程度で終了しました。

転職先紹介から面接まで

その翌日からメールや電話でのやり取りをしながら、求人情報を添付して送ってくださり、気になるものがあればお伝えし、募集状況などを求人先に直接連絡を取って確認してくれる、ということの繰り返しでした。

その中から条件がマッチした3つほどの求人先と面接をしました。

面接の日程や時間の調整は担当者の方がしてくださり、面接当日は担当者の方と近隣の駅等で待ち合わせをし、スーツで履歴書を持参して面接を行いました。

交通費は、出してくれる会社もあれば、切符代などは自分で出すところもあり、様々だったように記憶しています。

転職時はなるべく節約したいという方も多いと思いますので、交通費などの自分持ちの諸費用などが気になる方は事前に確認をしておくのもいいかもしれません。

面接は求人先の希望に応じて、担当者の方も同席することもあればしないこともありました。

同席したとしても基本的には担当者の方はほとんど言葉を発することはなく、見守る、という感じでした。

Ⅲ.まとめ~紹介会社を利用してみて~

私が登録した会社では、親切で親身になって話を聞いてくださり、私自身相談もしやすかった所もあれば、正直もう二度とお願いすることはないと思っている所もあります。

私が転職会社さんを利用して感じているのは、会社、というよりは自分の担当をしてくださる方との相性がとても大切であったように思います。

結局頑張るのは自分なのですが、担当者の方とのやりとりなどによって自分のモチベーションや転職への意欲などに影響するように思います。

以上、私の転職経験についてお話しさせていただきました。

拙い文章で申し訳ありませんが、少しでもお役に立てることがあれば幸いです。

「適応障害」ストレスへの対処法

【はじめに】

最近では有名人が診断される機会も増え、その名が世間に浸透しつつあるのが「適応障害」という病気です。

適応障害とは、ある特定のストレスが引き金となって引き起こされる感情や行動の症状によって、日常生活支障をきたしている状態のことを言います。

ストレスに関しては、例えば失業、転勤、入学、結婚、出産などのこれまでに経験したことがない自分にとって新しい環境や人間関係なども該当します。

また、ストレスの出来事の大きさに関わらず、個人のストレスに対する感じ方やストレスへの耐性も適応障害の発症に関係すると言われています。

適応障害は、ストレスとなる要因に暴露されてから概ね3ヶ月以内に発症すると言われており、症状としては抑うつ気分や不眠、食欲不振、あるいはイライラして攻撃的になるなど様々なものが挙げられます。

今回は、そんな「適応障害」にならないために普段から出来る事を食事や運動の観点を中心に説明していきます。

【第1章】適応障害の原因とは?

適応障害の原因となる主なストレスとしては、まさに我々が過ごしている日常生活にあふれており、仕事や家庭、そして学校や病気など多種多様の因子が考えられます。

日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて社会生活に支障が生じて過剰な身体反応が起こった状態を適応障害と呼んでいます。

つまり、適応障害では誰でも遭遇し得るストレスを体験することによって精神的ダメージを受けて適応できなくなります。

精神的に過剰なダメージを受けてしまう背景には、周囲のサポート不足や本人の精神的な弱点などが関与していると考えられています。

したがって、環境面において普段から相談や支援してくれる人がいなかったり、孤立した環境でいることが多く、多忙な環境で自分と向き合う時間が少なかったりするなど、周囲からのサポートが得られにくい状況の方は適応障害になりやすいと言えますね。

そして、素因やストレス経験が不十分なために、ストレス耐性が弱かったり、ストレスへの対処能力が低かったり、悲観的あるいは未熟な性格な人も少なからずいらっしゃるかと思います。

そういう場合には、ストレスを乗り越えることができずに心身のストレス反応が強くなって逃避的行動が現われることによって適応障害となることがあります。

適応障害の症状はゆううつな気分、不安感、頭痛、不眠症など人によって現れ方は様々ですが、仕事や学業などを健やかに続けることが難しくなり、対人関係や社会生活を続けることに支障をきたす状態となります。

これらは一般的に正常な人にも多かれ少なかれ認められそうな症状ですが、適応障害の場合にはそういったレベルをはるかに超えた過敏な状態となります。

【第2章】適応障害にならないために出来る事

適応障害においては、ストレスの原因となるものがなくなると約6ヶ月以内に症状が改善するとも言われています。

ですから、この病気を早期に発見して、早期治療に繋げることがキーポイントとなります。

万が一にも自分が適応障害かもと思った時には、精神科や心療内科など最寄りの医療機関への早期的な受診をお勧めします。

しかし、早期の治療をすれば治る病気とは言っても、適応障害になることで肉体的にも精神的にも辛い思いをするのは誰でも避けたいものですよね。

そういった状況を防ぎ適応障害に陥らないために、普段から自分なりにストレスの対処法を知り、予防していくことが重要な観点です。

ここからは、日常的に簡便にできるストレスへの対処法を説明していきます。

まずは、完璧主義を出来る限り抑えて柔軟に対応する事が肝要です。

具体的に言うと、何かの課題に対して必ずこうしなければいけないなどの考え方を持っている人が散見されます。

こうした方は、得てして他人の言動や行動が許容できずに常にイライラしてストレスを溜めやすく、自らに課すハードルが高くて、自分で自分の首を締めることになる傾向があります。

誰しも何事においても全てを完璧に行うことは難しいので、自分の中でグレーゾーンを定めて作る、あるいは色んなこともあって予期せぬこともあるかもしれないと日常的に柔軟に思うように心がけてみてくださいね。

次に大事な点は、ストレスを感じた時に対処する方法をいくつも準備して持っておくということです。

例えば、ストレスに強い人は、ストレス対処法をたくさん持っている場合が多いとされています。

実際にカウンセリングの世界でも、ストレスに対処する方法は多ければ多いほど自分の助けになり良い傾向と捉えられています。

仮に強いストレスを感じたときに、自分のストレスを解消してくれそうな物や人、イベントや事柄、そしてインパクトのある言葉など、自分の気持ちを明るくスッキリさせてくれるものを事前に書き出しておきましょう。

現実的に目に見える形にすることで、自分のストレス対処法をより理解しやすくなります。

そして、マインドフルネスな状態になる習慣を身につけることも適応障害を未然に防ぐ為の手法として推奨されます。

マインドフルネスとは、通常『今という瞬間に意図的に意識を向けて、これまでの価値観などを基準にして物事を判断せずに、ありのままを受け入れる状態のことを意味します。

誰でも、目の前で起きている出来事や事実よりも、思考そのもので頭の中がいっぱいになってしまうことがありますよね。

それがポジティブではなくネガティブなことばかりだと、必要以上に不安や怒りなどのマイナス感情を感じやすくなってしまいます。

例えば、ヨガやジムなど運動を通して呼吸と自分の体に意識を向けるということ自体がマインドフルネスに繋がりますし、野菜のみじん切りや火を使って調理をしている時はいつもよりも料理に集中することになります。

そういった行為もマインドフルネスに該当しますので、日常生活の中で「今この瞬間」に強く意識が向けられるイベントを探して実践してみましょう。

なによりも、適応障害の予防でまず必要なことは「ストレス因子」の除去です。

何がストレス因子になっているのかに関しては本人と面談の上、判断していく必要があります。

ただ、すぐに周囲の環境を変えられないという場合も多々ありますので、ストレス軽減と同時に並行して本人の適応力を上げていく必要もあります。

【まとめ】

適応障害は、強いストレスによって、日常生活を送ることが困難になるほどの不調症状が現れる病気です。

精神的な症状としては、憂うつな気分で落ち込む、不安感で神経質になる、焦る気持ちなど様々な兆候が認められます。

行動面に影響が出ることもあり、涙もろくなって泣く、わめくなどの行動がみられることもあって、これらの症状によって日常生活に強い支障が出て、仕事を続けられなくなったり、学校に行けなくなったりする場合もあります。

適応障害の特徴は、ストレスとなる出来事が明らかなことが挙げられます。

一般的には、その出来事があってから3か月以内に発症し、ストレスがなくなれば6か月以内に改善すると言われています。

適応障害は、一度かかると完治まで長い付き合いになって治療期間が長引いてしまうため、この疾患を早期に発見して適切な処置をとることが重要になります。

今回の記事の情報が少しでも参考になれば幸いです。

ユマニチュード

今回は、ユマニチュードについてです。聞いたことがある方、本を読んだことがある方もいらっしゃると思います。もちろん初めて聞くという方もいらっしゃると思います。

それでは「ユマニチュードとは何か」見ていきましょう。

ユマニチュードとは

知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケア技法のことです。

フランス語で「人間らしさ」を意味する

「ユマニチュード」には、

「人間らしさを取り戻す」

ということも含まれています。

ユマニチュードは、1979年にフランスの体育学教師だったイヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏の2人が創出しました。

認知機能が低下し、身体的にも脆弱な高齢者の方々に対してケアを行う時、ある時は穏やかにケアを受け入れてもらえるのに、別の時は激しく拒絶されることがあります。

その原因を考え続けた二人は、ケアがうまくいく時といかない時には「見る方法」「話す方法」「触れる方法」が違っていることに気がつきました。

さらに、人は「立つ」ことによって、その人らしさ・尊厳が保たれることから、この4つの要素「見る」「話す」「触れる」「立つ」を「ケアの4つの柱」と名付けました。

そして、ケアを一つの物語のように一連の手順で完成させる「ケアの5つのステップ」で構成するケア・コミュニケーション技法を編み出しました。

目標

ケアの対象となる人の「人間らしさ」を尊重し続けるということです。

反応がなくても「あなたを大切に思っています」

「あなたはここにいますよ」

というメッセージを発信し続けます。

具体的には、「見る」「話す」「触れる」「立つ」という人間の特性に働きかけ、ケアを受ける人に「自分は人間である」ということを思い出してもらいます。

そして、ケアを通じて、言葉によるコミュニケーションが難しい人とポジティブな関係を築いていくのです。

4つの柱

「見る」

私たちは相手を見る時、多くの場合、仕事の対象部位を見ています。

例えば口腔ケアのために口の中を見る、などです。

しかし、「見る」ことで相手を大切に思っていることを伝えるためには、仕事のための「見る」だけでは十分ではありません。

例えば同じ目の高さで見ることで「平等な存在であること」、近くから見ることで「親しい関係であること」、正面から見ることで「相手に対して正直であること」を相手に伝えています。

逆に、ベッドサイドで寝ている人に立って話しかけるときは「私のほうがあなたより強い」という非言語の否定的メッセージが届いてしまいます。

「話す」

ケアをする時、「~ください」「すぐ終わります」などの言葉をかけていませんか?

このような言葉には「私はあなたに命令しています」「あなたにとって不快なことを行なっています」

というメッセージが言外に含まれてしまっています。これでは相手に優しさを届けることはできません。

「話す」ときも仕事のための「話す」ことだけではなく、相手のことを大切に思っていると伝えるための技術を用います。

低めの声は「安定した関係」を、大きすぎない声は「穏やかな状況」を、前向きな言葉を選ぶことで「心地よい状態」を実現することができます。

また、無言の状況は「あなたは存在していない」と伝える否定的メッセージとなるため、ケアの場に言葉をあふれさせる工夫として、

ユマニチュードでは自分が行なっているケアの動きを前向きな語彙で実況する「オートフィードバック」という方法を用います。

「触れる」

ケアを行う時、私たちは必ず相手に触れていますが、その時、相手をつかんでいることに私たちは無自覚です。

つかむ行為は相手の自由を奪っていることを意味します。

触れることも相手へのメッセージであり、相手を大切に思っていることを伝えるための技術を用います。

具体的には、「広い面積で触れる」、「つかまない」、「ゆっくりと手を動かす」ことなどによって優しさを伝えることができます。

触れる場所もコミュニケーションの重要な要素です。

できるだけ鈍感な場所(たとえば背中、肩、ふくらはぎなど)から触れ始め、次第により敏感な場所(たとえば手、顔など)に進みます。

「立つ」

立つことは「人間らしさ」の表出のひとつでもあります。

1日合計20分立つ時間を作れば立つ能力は保たれ、寝たきりになることを防げるとジネストは提唱しています。

これはトイレや食堂への歩行、洗面やシャワーを立って行うなどケアを行う時にできるだけ立つ時間を増やすことで実現できます。

5つのステップ

ユマニチュードではすべてのケアを一連の物語のような手順「5つのステップ」で実施します。

「出会いの準備」

 扉をノックして相手に来訪を知らせるためのステップです。

ノックを繰り返すことで相手の覚醒水準が徐々に高まり、脳が人と会うための準備をします。

また、「誰かが入ってくることを受け入れるかどうか」を選択していただくことができます。

 <具体例

  • 3回ノックします。
  • 3秒待ちます。
  • 再び3回ノックします。(1回目のノックで返事があれば不要)
  • 再び3秒待ちます。
  • 反応がなければ1回ノックしてから「失礼します」と声をかけて部屋に入ります。
  • ベッドに近づいたら、足元のベッドボードを1回ノックします。

「ケアの準備」

 すぐにケアの話(「お風呂ですよ」「お薬ですよ」など)をするのではなく、

「あなたに会いにきた」というメッセージを伝えます。

それから、ポジティブな言葉でケアの提案をし、ご本人の同意を得てからケアを行います。

もし同意が得られなければ、一旦ケアを諦めます。

 <具体例

  • 正面から近づきます。
  • 相手の視線をとらえます。
  • 目が合ったら2秒以内に話しかけます。
  • 最初からケアの話はしません。
  • 身体のプライベートな部分にいきなり触れません。
  • ユマニチュードの「見る」「触れる」「話す」の技術を用います。
  • 3分以内に合意がとれなければ、ケアは後にします。

「知覚の連結」

「見る」「話す」「触れる」を使い、自分が発する「あなたのことを大切に思っている」というメッセージを伝えながらケアを行います。

<ポイント>

  • 常に「見る」「話す」「触れる」のうちの2つを行いましょう。
  • 五感から得られる情報は常に同じ意味を伝えましょう。

「感情の固定」

認知症が進行しても、感情に伴う記憶は残るといわれています。ケアが終わったら、ご本人にポジティブな感情記憶(「優しい人」「嫌なことはしない」など)をしっかりと残して、次回につなげます。

ポイント

  • ケア内容を前向きに確認しましょう。
  • 相手を前向きに評価しましょう。
  • 共に過ごした時間を前向きに評価しましょう。
  • 前向きな言葉、友人としての動作を意識しましょう。

「再開の約束」

「また会いたいですね」

「また来ますね」

と約束をします。

ご本人が約束を覚えていなくても「喜び」や「期待」などのポジティブな印象が残っていれば、

次回も笑顔で迎えてくれる可能性が高まります。

ユマニチュードは認知症ケアとして注目されています。

しかし、ユマニチュードはケアを必要とするすべての方への活用が可能です。

また、この技法はケアを受ける人だけではなく、ケアをする人も「よかった」と満足できるように支えることを目標としています。

忙しい現場で実践することは難しいと思いますが、

「ケアの負担が大きい」「やりがいを感じられるケアをしたい」

という方は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

うつ病患者の体験談・治療法など

うつ病はどうしてなるのか?

はっきりした原因など、まだ詳しくは分かっていません。

ただ、脳内の神経伝達物質の働きが悪くなること、ストレスや環境の変化といったさまざまな要因が重なって発病するといわれています。

また、うつ病は1つの原因によって発病するのではなく、さまざまな要因が重なることで発病することが分かっています。

うつ病になりやすいタイプの人は、真面目で責任感が強く、周囲の評価も高い人が多いといわれています。

今回は、そんなうつ病を経験した人の体験談を紹介します。

仕事一筋のサラリーマンだったAさん

Aさん(40代男性)は、北陸にサラリーマンで営業一筋に20年ちかく勤務を続けていました。

Aさんは責任感が強く、周囲からも信頼され、同僚よりも先に支店長に昇進するなど、順調なサラリーマン生活を送っていました。

Aさんのそんな生活が一転したのが、外資系企業との合併でした。

合併後の本社は、それまでの北陸から関西に移され、Aさんは営業職から本社に配属されました。

そこでのAさんは、多くの同僚と同じように単身赴任生活を強いられ、管理部門の一員としてそれまで経験したことのない業務を任されました。

Aさんは、慣れない英語での資料作成や会議でのプレゼンをこなすなど、いくら時間が合っても足りない状況となり、何度となく失敗もしました。

Aさんは心身ともに限界を感じ、疲れていても眠れず強い動悸や冷や汗をかき、夜中に何度も尿意があって眠れず、無断欠勤をするようになりました。

心配した会社は、Aさんに産業医との面談を勧めました。その結果、Aさんはしばらくの間、休職すると同時に、心療内科でうつ病の治療がはじまりました。

仕事一筋だったAさんは、それまで他の同僚に負けないように頑張って、順風満帆のサラリーマン生活を送っていました。

しかし、突然の外資系企業との合併により、それまでにないプレッシャーに押しつぶされ、うつ病を発症してしまいました。

うつ病によって頭痛、腰痛、肩こりもひどくなったBさん

40代男性のBさんは、数年前から人間関係で悩むようになり、会社に行くことさえ億劫になりました。

やがてBさんは、眠れない毎日を過ごすようになり、食欲も落ちてきました。

また、突然異常な汗をかいたり、動悸がするようになり、2週間目くらいに思い切って心療内科を受診しました。

Bさんは心療内科で「うつ病」と診断されましたが、まさか自分がうつ病になるとは思っていなかったとショックを受けたそうです。

Bさんは、うつ病になる前から慢性の肩こりと頭痛がありましたが、うつ病を患ってからは、それらがさらにひどくなりました。

それまでは、鎮痛剤を飲めば治まる程度でしたが、鎮痛剤も効かなくなっていました。

さらに、Bさんは腰も痛むようになり、妻からは「腰がかなり曲がっていて普通じゃない」といわれ、ついにBさんは腰の痛みで自由に動けなくなり、横になっていることが多くなりました。

腰痛は朝が一番ひどく、楽になるのは夕方から夜にかけてでした。

Bさんは効かないとわかっていながら鎮痛剤を飲み続け、ときには奥さんから2時間近く腰をさすってもらうなどしていました。

ある日Bさんは、そうした慢性の腰痛や頭痛などが、うつ病と関係していることを医者から知らされました。

慢性の腰痛や頭痛は、痛みの信号が脳に伝わると、脳からセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が放出されます。

その結果、痛みの信号を脳に伝える経路が絶たれるため、腰痛や頭痛などの痛みが気にならなくなったり、我慢できるようになります。

ところが、ストレスやうつ病などによって不安感が長引くと、脳でセロトニンやノルアドレナリンが放出されにくくなります。

そうすると、腰痛や頭痛などのわずかな痛みでも強く感じるようになります。

引っ越しを機にうつ病になったCさん

関西で保育士をしながら忙しい毎日を送っていたCさん(30代女性)は、32歳になった頃、夫の転勤のため、北海道に引っ越しました。

Cさんは、見知らぬ土地での生活に不安を持ちながらも、すぐに再就職先も決まり、新しい土地での生活をはじめました。

そんなCさんに異変が訪れたのは、引っ越してから半年が経ったころでした。

夫が出張先から帰宅すると、電気がついていない部屋にCさんが呆然と座っていました。

Cさんの髪は乱れ、服装も寝間着のままといった状態でした。

夫が話を聞くと、Cさんは夫が出張中の2日間、仕事を休んでしまったといいます。

もともと真面目で頑張り屋さんのCさんは、

「前の保育園のやり方がこうだった」

と提案したのですが、周囲から敬遠されていると感じたそうです。

また、同じマンションに住む、子連れの母親に積極的に話しかけて、保育士としてのアドバイスをしたところ、いつのまにか母親たちから無視されていると感じるようになったといいます。

それを聞いた夫は、

「方言による話し方の違いで、言い方がきつく感じたのでは?」

となぐさめましたが、もともとおしゃべり好きなCさんにとっては、さらにショックだったようです。

それから、厳しい北海道の冬を迎え、Cさんの気分はますます落ち込むようになりました。

夜は寝付けなくなり、昼間は頭痛がひどくなり、とうとう仕事を辞めてしまいました。

そして、すきだった家事も一切手がつけられないようになり、1日中布団から抜け出せないといった日々が続きました。

そんな彼女を見かねた夫は、Cさんをつれて精神科を受診させることにしました。

Cさんは「うつ病」と診断され、現在では薬による治療とカウンセリングを受けています。

治療が進むと、Cさんの気持ちもだいぶ楽になり、春になると夫はCさんを外に連れていくようにしました。

最初は見知らぬ土地で悩むことが多かった北海道が、除々にCさんにとって愛着さえ感じるようになったそうです。

主治医の指導のもと、除々に回復したDさん。

Dさん(50代男性)は、仕事でのストレスでうつ病になり、休職と出社を繰り返しながら2度の入院も経験しましたが、状況は改善されませんでした。

Dさんはその後、会社に頼んで故郷の大阪に休職扱いのまま転勤することになりました。

なかなか治らないDさんの病状が心配で、Dさんの妻は

「治るための努力をしてほしい」とよく言っていたそうです。

Dさんにとっては、努力といっても何をしていいのか分からず、悶々とした日々を送っていました。

Dさんの主治医からは、不安定な状態が続いていたため、薬だけでなく治療のための行動をすすめられました。

その内容は以下のようなものでした。

  • 食事療法
  • 運動療法
  • 認知行動療法

食事療法は、主食は玄米のみで小麦は禁止、野菜を多く摂ること、白身魚を摂り赤身の魚は摂らないようにする。

鶏肉はいいけれど、牛肉と豚肉は駄目。といったものです。

運動療法は、

「家や会社以外で自分の場所をつくり、3カ所以上の社会的な接点をもつ」

ことを勧められ、Dさんはフィットネスクラブに入会しました。ただ、最初はストレッチとサウナだけのメニューだけで、とにかく毎日通うことが目標でした。

認知療法(考え方を変える)では、病気になったとき、

「病気になる前の状態に戻る薬がほしい」

といった気持ちの人が多いと思われますが、メンタルの場合はそれでは駄目だという理解をしなければなりません。

Dさんにとっての認知療法は、どうして病気になったのか?と考えるのではなく、考えても仕方がないと、考えるのを止めることだったそうです。

まとめ

この記事では、真面目でがんばり屋さんがなりやすいと言われるうつ病について、実際にうつ病を経験した人たちの体験談をいくつか紹介しました。

うつ病になると、何かと怠けているように思われがちですが、本人にしたら頑張りすぎた結果発病したといえるでしょう。

周囲の人たちの理解を得ながら、焦らずに少しずつ回復していく病気ですから、家族がうつ病になったときは、優しく見守ってあげましょう。

アルコール依存症の体験談

アルコール依存症とは、お酒の量やタイミングなど、飲み方を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。

アルコール依存症になると、飲むことに対して良くないと思っていても、脳の機能の異常によって、自制できなくなります。

今回は、そんなアルコール依存症になった人の貴重な体験談を紹介します。

最悪のアルコール依存症から脱出できたAさん

Aさん(43歳女性)は、当時共働きでしたがAさんだけ仕事ができなくなり、かといって主婦としての仕事もやれず、朝起きて酒を買いに行く毎日だったといいます。

Aさんは、他のことはできなくても酒だけは買いに行くことは続けました。

髪はぼさぼさ、部屋着のまま日本酒やウイスキーを買ってきては、カーテンを締め切って1人で飲むといった毎日でした。

Aさんは、朝から日本酒を4合買う人なんていないと思い、カモフラージュのためにチューハイも買っていたそうです。

Aさんからしたら、「チューハイを買うついでに予備として日本酒も買っている」

というアピールをしていたつもりでした。と振り返っています。

Aさんは酒を飲みながら朝のニュースとワイドショーを見て、昼のドラマを見て、夕方にドラマの再放送を見る頃にはすっかりできあがっていました。

Aさんは情緒不安定になっていて、ちょっとしたニュースでも涙し、そのことで唯一自分が生きている人間を実感できていたといいます。

みんな働いているのに、自分だけが何もしていないといった社会的孤独感があって、Cさんのアルコール依存症に拍車をかけていきました。

Aさんは、妹のすすめもあって、アルコール依存症の専門クリニックに通うことにしましたが、一応週2回のミーティングのために通っていました。

しかし、家に帰ればまた飲んでしまうといった繰り返しで、8ヶ月たった頃

「もういい加減入院しませんか?」

と言われ、体もボロボロだったこともあり、休みたい気持ちも手伝って入院を決めました。

入院中もAさんは、外泊のたびに酒を飲むようになり、退院後もまた酒を飲み、再入院するといった最悪のアルコール依存症でした。

そんなAさんが施設に行こうと思ったきっかけは、スポンサーと呼ばれる自助グループの相談相手に出会ってからでした。

そのスポンサーから、「あなたは施設に行く必要がある。

行かないのであれば、スポンサーは続けられない」と言われ、Aさんはこの人を失っては駄目だという本能から、施設に通う決心をしました。

結局、Aさんは夫と離れ、施設に通うのではなく入寮することに決め、そこから新しい人生を始めることになりました。

Aさんは2年半の入寮生活でしたが、その間に夫との離婚が成立し、借金を整理しました。

就職することもでき、精神的にすごく楽になりました。

Aさんは、自分のことを振り返って、子供の頃から勉強ができ、小学校では生徒会長までして、自分が有益な存在だと思っていたといいます。

そんな自分がつまづいたことで、一気に転げ落ち、私はたいしたことない人間だと思えるようになったといいます。

Aさんは、それでもいいんだと思えるようになったのが、依存症からの回復プログラムだったそうです。

Aさんは、施設を卒業してから2年後に再婚し、現在では子育てをしながら施設スタッフとともに働いています。

今では飲んでいた時のような孤独感もなくなりました。

Aさんは、孤独感がなくなったのは、忙しかったのと、連絡をとりあえる仲間がいたからだと振り返っています。

・会社や家庭内で居場所がなくなり、アルコール依存症になったBさん

Bさん(50代男性)は、酒を飲んでいて頃はよく元妻から、

「お父さんみたいになったらダメよ」

「ダメな父親」

などとよく言われていました。

Bさんが酒を飲み始めた頃は、アルコールがこんなにも害のあるものだとは知らなかったといいます。

Bさんは、21歳の頃に高校時代の同級生と結婚し、子供もできました。

Bさんが酒を飲み始めたのは、社会人になってからで、仕事のお客さんと飲む機会が増えてからでした。

さらに得意先の人や同級生たちと頻繁に麻雀をするようになって、飲むのが習慣になっていきました。

そして、Bさんが27歳のころに、同級生の中では一番良い企業に勤めていたはずでしたが、その企業が倒産してしまい、その頃から歯車が狂っていきました。

その後、地元の測量設計会社に再就職しましたが、接待が多く飲む機会も増えました。

人付き合いの苦手なBさんにとって、麻雀や酒がコミュニケーションの道具だったようです。

ただ、酒を飲む機会が多くても、その頃は毎日飲むようなことはありませんでした。

Bさんが毎晩晩酌をするようになったのは、30代半ばの頃で、その頃は残業が多く、社長の親族を優遇する社内体制にうんざりしていたときでした。

Bさんは突然に現場に回されてしまい、減給されたうえに慣れない現場仕事に疲れてしまいました。そんなBさんは、酒を飲むことで気持ちを紛らわせていました。

Bさんは、妻に内緒で借金の保障人になったことで、夫婦仲にも亀裂が生まれ、会社でも無遅刻無欠勤を何年も続けても、自分のふがいなさを感じるようになりました。

そんなBさんの孤独感を紛らせてくれたのが、酒と子供のために買ったテレビゲームでした。

Bさんは自分を忘れるために、酒をあおりながらテレビゲームに集中しました。

最初に500mlの缶チューハイを1本飲み、焼酎のロックを5、6杯飲んで、テレビ画面が上下するくらい酔うと布団に入りました。ベッドの中にも焼酎を持ち込んで、目が覚めるとまた飲むといった生活でした。

そんな生活ですから、職場に行っても

「酒臭い」

「何時まで飲んでたんだ」

と言われ、遅刻や欠勤をするようになりました。

そして、Bさんが54歳になった頃、ついに解雇されました。

ところがBさんは、職場で文句を言われることに疲れ、この仕事は自分にはもう無理だと思っていましたから、解雇されたときそれほどショックは感じなかったといいます。

ただ、妻に会社を解雇されたことを伝えたとき、妻や子供たちから無視されていて、家の中で居場所がなくなっていたこともあり、Bさんから離婚を切り出しました。

妻は何も言わず、翌日には離婚届を出しました。

妻が出ていった家の中で、Bさんは風呂に入らず髭もそらない、食べない代わりに酒を飲んでいたため、体重が45kgまで減り、妹に言われて病院に行くことにしました。

そこで、Bさんは「アルコール依存症」と診断され、

「もう酒は飲めません」

「30日の入院が必要です」と言われ、

そこに入院することになりました。

しかし、Bさんは「だったらやめてやる。だがいつかまた飲んでやる」と思い、

もらった抗酒剤は飲まずに焼酎を飲んでしまいました。

Bさんが入院を決めたのは、疲れ果てていたからで、とにかく何も考えずに休みたいと思っていたそうです。

Bさんは、入院したことによって思ったよりも体力が復活し、勧められて入院患者の自治会長も務めました。

Bさんは、人の世話をするうちに、自分の中で何かが変わってきました。

気の合う仲間もでき、人の話に耳を傾けるようになりました。

退院後のBさんは、デイケアにも通い、断酒会にも入会しました。

退院の2週間後に母親が亡くなり、広い家には妹と2人の寂しい生活となりましたが、酒は飲まずにいられたのは、デイケアと断酒会があったからでした。

まとめ

アルコール依存症の人の多くは、酒によって人生が一転してしまうとは思っていなかったといいます。

アルコールは習慣化してしまったり、飲み方を誤ると止めることができなくなってしまいます。

アルコール依存症は、会社や家族など人間関係も壊れてしまう恐ろしい病気だといえます。

そんなアルコール依存症を経験した人の体験談を紹介しました。

救急外来と一般外来の違い

1.  救急外来と一般外来の違いを理解しているでしょうか?

それらの違いについて理解し、適切な処置、想定される事象を、理解・把握しておきましょう。

救急外来診療に求められる仕事は診断においては緊急性があって、見逃してはいけない疾患を除外することです。

治療については応急的な処置をすることです。

当日に、緊急に治療すべき疾患、病態がないと判断できれば急がない治療は、一般外来(診断が確定していれば専門外来)で行うようにつなげるようにします。

また、救急外来を受診する患者さんは、緊急を要するという本人の自覚があって受診しているだけに緊急度の高い状態であることが多いので留意しておきましょう。

一方、一般外来ではそれほど差し迫った状況で受診する患者は少なく、

時間的には余裕があったり、また、救急あけの一般外来受診では、ひとまず緊急性のある病態は除外されているじことが多いです。

しかし、どうやって診断と治療を含めた問題解決に もっていくかが一般外来の仕事です。

ただし、注意すべきは一般外来で自己歩行でも、緊急性のある病態の患者が受診することがあるので、緊急性の有無は常に判断しな ければいけません。

2.  病歴聴取と問診票の受け方

問診票は、主訴・症状(患者が自分の症状について述べたいことを自由に書ける)・バイタルサン・既往歴・社会歴・家族歴・薬物歴などの項目から構成されます。

これらの項目のどれを選択して問診票を作っているかは、業員や施設によって使い方が異なりますが、

問診票に加えて看護師がトリアージ(災害時なのどの緊急時に優先順位をつける)するしないなどの運用も医療現場によって異なります。

バイタルサインには、血圧・脈拍・呼吸数・体温・意識状態・SpO2が含まれます。

一般外来といえども具合の悪い緊急性のある患者さんが受診することはあるので、もしも、バイタルサインの乱れ(低血圧・頻脈・頻呼吸・意識レベルの低下・ SpO2の低下)があれば、早めに診察をして緊急性の有無を確認しなければいけません。

病院や施設によっては問診票が、ここで挙げたすべての項目を含むわけではないですし、また、患者さんが情報をもれなく全部記入するとは限らないので、さらに書かれていることが医学的に正確とも限らないため、医学的情報について鵜のみにしてはいけないが、手がかりが書かれていて、病歴聴取の方向性がわかるのが問診票の利点だといえます。

一方で、患者さんが書いた症状の訴えには、自分が症状をどうとらえているか、生活の上でどんな状況時か、何に苦しんでいるのか、など患者の物語や解釈モデルが表れていることが多いです。

医学的な情報としてそのまま受け取ると不正確かもしれない可能性があるため、違う視点から問診票は参考にしたいところです。

なお、長く細かい問診票の記載には、几帳面という患者の性格による場合もありますが、今までの受療経験からの医療に対する不信感、あるいは、体験やストーリーを聞いてもらえなかったという、不満が隠れていることがあるので注意が必要です。

3.  医療面接と病歴聴取の違い

「医療面接」と「病歴聴取」は区別せずに使われることが多いですが、ここではあ えて区別して、以下の目的のために行うと定義します。

医療面接は患者さんとの関係性を作って、病歴聴取は診断や診療に必要な情報を得る目的で行います。

医療面接では,開放型質問(open-ended question)が、病歴聴取 では集中型質問(closed-ended question)がそれぞれ中心となります。

医療面接の基本は,こちらからの質問で遮らずに傾聴することであります。

このフェーズでは,開放型質問とあいづち・オウム返しなどの促進のスキルを使用します。

特に最初の 3 分間程度は「今日はどうされましたか?」などの開放型質問から始めて、患者さんの持ち時間と認識して、思いの丈を話してもらうようにするとよいでしょう。

状況によって時間がない場合でも 1 分間くらいは患者さんが話す時間にあてたいです。

もちろん、緊急性があって処置を優先しなければならない時は、この限りではありません。

開放型質問による医療面接は「患者さんの物語」をつかむ時間でもあります。

当然、患者さんが診断のための「医学的」情報を過不足なく正確に提供してくれることは期待できないので,情報収集は次の病歴聴取のフェースで中心的に行います。

なお,患者さんによっては 3 分間持ち時間を使い切らずに話すべきことは話したと感じる人もいますし、それまでの経過で医療に対する不信感のある人や、医療者に自分の思いを聞いてもらえなかった感の強い人などは3分間では足りない場合もあります。

4.  主訴と受診理由とは何か?

患者さんが最もなんとかしてほしい問題の訴えが主訴です。

健診異常など自分では問題と思っていないけれど、受診するよう言われたという場合は主訴というよりも受診理由となります。

困っていることの自覚がはっきりしている場合の多くは主訴は 1 つか 2 つです。

中には問診票にいくつも訴えが並ぶことがありますが、このような場合は何に一番困っているのか聞き出すか、あるいは、どれが主症状で、どれが随伴症状(後述 OPQRST を参照)なのかを判断します。

「なぜ、今日受診したか」の受診理由はとても大事で、ここに患者さんにとって一番大事な問題が潜んでいることが多いのです。

5.  適切な症状の聴き方

訴えが意味するものを医学的な用語に変換できれば、変換してカルテに記載します。

比較的簡単に変換できる場合とできない場合がありますが、どうしても医学用語 にできなければ無理に変換せずに「患者のことばのまま」記載しておくことで、誤解を避けられます。

開放型質問では、患者さんが診断に必要な情報をもれなく、余りなく話してくれるとは限らないので、不足する情報や何を意味するのかはっきりしない訴えは、集中型質 問を使って確認しなければいけません。

しかし、うまく聞くには疾患や症候の知識が必要なため知識が少ない初心者が最初から行うのは難しいかもしれないので、たとえば「血を吐いた」が吐血を意味するのか、喀血を意味するのかは、両者の症候上の区別点を知らないと集中型質問を使って聞き出すことが難しいと思われます。

そこで,初心者にはOPQRST法というフォーマットに沿って病歴を聴取するのがおすすめです。

OPQRST法は、症候によってフォーマットがよく適合するもの(痛みなど)と、すべてが適合しないもの(発熱など)がありますが、当てはまる部分のみを聴取すればよいので、シンプルになります。

症状の OPQRSTとは以下の通りです。

  • Onset 発症様式
  • Palliative/Provocative 増悪・寛解因子
  • Quality/Quantity 性状・ひどさ
  • Region/Radiation 症状の部位・放散部位
  • Symptoms associated 随伴症状
  • Time course 時間経過

これらを使って、救急外来と一般外来での処置を適切かつ、速やかに行うことで、できる限り迅速な治療を患者さんが受けることができます。 本記事で学んだことは今すぐにつかるノウハウなので、ぜひ実践してみてください

心臓血管外科の看護師ってどんな仕事をしているの?「5つの仕事内容を紹介」

みなさんは心臓血管外科の看護師と聞いてどのような仕事内容を思い浮かべますか?

「覚えることが多そう。」

「心電図を見るのが大変そう。」

「患者さんの急変が多そう。」

「術後の管理が難しそう。」

などというイメージを持つのではないでしょうか。

急性期や慢性期の病院では働き方や仕事内容が大きく変わりますが、

同じ病院でも配属となった部署によっても大きく変わるのが看護師の仕事。

実際に心臓血管外科に配属となり、勤務していないと仕事内容は具体的にはイメージしにくいと思います。

そこで今回は

「心臓血管外科の看護師ってどんな使途をしているの?5つの仕事内容を紹介」

というテーマで、心臓血管外科の特徴や対象としている疾患から、5つの仕事内容について紹介します。

1.心臓血管外科に入院する患者さんの特徴

まずは、心臓血管外科に入院する患者さんの特徴について紹介します。

病院によって機能が異なるため、若干の違いはあると思いますが、以下のような患者さんが多く入院しています。

・心臓疾患(虚血性心疾患:狭心症・心筋梗塞、弁膜症:大動脈弁閉鎖不全症・狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症・狭窄症、三尖弁閉鎖不全症・狭窄症、不整脈、心不全など)

・大血管疾患(腹部大動脈瘤、胸部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、大動脈解離など)

・末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤など)

ここに挙げたものは一例であり、他にも色んな疾患を持った患者さんが入院しています。

患者さんの多くは手術目的、または手術に向けた準備・検査のために入院しています。

予定の患者さんもいれば、救急搬送され緊急入院する患者さんもいます

心臓血管外科の看護師は、このような患者さんを対象に仕事をしています。

2.心臓血管外科の看護師の仕事内容

心臓血管外科に入院している患者さんの特徴を紹介しました。

心臓血管外科の看護師の仕事内容は大きく分けて5つあります。

ここからはその5つの仕事内容についてそれぞれ紹介します。

(1)術後患者の全身管理

1つ目は「術後患者の全身管理」です。

先ほども紹介したように、多くの患者さんは手術を受ける目的で入院しています。

心臓血管外科領域の手術は、ほとんどが全身麻酔の症例であり、他の科の手術と比較しても侵襲が非常に大きい手術ばかりです。

手術直後~2.3日間は集中治療室に入室した上で、厳重な管理する場合が多いですが、

集中治療室の状況などを考慮し、安定していれば手術をした翌日に一般病棟に来るということもあります。

そのような時には、特に「術後の全身管理」を行うことが重要となります。

侵襲が大きいため、術後の状態が変化しやすいためです。

バイタルサインのチェックはもちろんのこと、意識レベル、出血の有無、ドレーンの排液量と性状、疼痛の有無など、全身を細かく観察していかなければなりません。

術前から術後、退院する日まで心電図モニターを装着している場合が多いため、心電図モニターを定期的にリコールして、不整脈の出現がないかなど確認していきます。

異常を早期発見して、早期に介入できるようにしていくために、全身を事細かに観察します。

急な状態の悪化により再手術となったり、集中治療室での管理に戻ったりすることもあります。

(2)術前の観察と手術に向けた準備

2つ目は「術前の観察と手術に向けた準備」です。

繰り返しになりますが、心臓血管外科には手術を目的にしている患者さんばかりが入院しています。

手術が必要な状態ということは、つまりいつ状態が変化してもおかしくはないという状態ということです。

術後の観察も重要ですが、術前の観察も重要となってきます。

状態が悪化している兆候はないかなど、事細かに観察していきます。

また、手術に向けた準備も進めていかなければなりません。

心臓のエコーや血管エコー、心臓カテーテル、レントゲン、CT、採血などを受け、全身の状態を精査した上で手術に臨まないといけないため、説明を行いながら検査の受診を進めていきます。

さらには患者さんの精神的なフォローも大切です。

「心臓の手術を受ける=助からないかもしれない。怖い。」と感じている患者さんは多いです。

当然医師から患者さんや家族に説明が行われますが、

・心臓を止めて手術を行います。

・〇%の確率で脳梗塞を発症するかもしれません。

・〇%の確率で不整脈が出る場合があります。

・出血が多い場合は再手術となる可能性があります。

など、医療者にとっても怖く感じる、一般の人にとってはもっと怖く感じる言葉が並んでしまいます。

そのため、正確に理解できているかの状況把握から、不明なことはないかなど確認し、少しでも不安を軽減し手術に臨むことができるように支援を行っていきます。

(3)日常生活の援助

3つ目は「日常生活の援助」です。

医師の安静度の指示の範囲内で、患者さんの状況に合わせて日常生活を援助していきます。

認知症を患っている患者さんもいるため、清潔ケアから食事介助、シャワー介助などしなければなりません。

特に術後は侵襲の影響で術前に日常生活が自立していた患者さんでも、全ての項目で全介助となってしまうこともあります。

術後の回復、リハビリテーションの進行の程度により日に日に状態が変わっていくため、変化を見極めながら、患者さんに必要な援助を検討し支援していきます。

(4)退院に向けた支援

4つ目は「退院に向けた支援」です。

退院に向けた支援は術前から始まっていると言っても過言ではありません。

・服薬指導

・食事指導

・運動指導

・清潔指導

心臓に何らかの疾患を持っている患者さんは加齢が原因であることもありますが、

塩分を取りすぎたり、肥満体型であったり、タバコが止められなかったりなど、生活習慣からきていることも多いです。

そのため、退院後の生活習慣を見直すことができるように介入します。

また、退院後、看護師が傍にいない状況で血圧の管理だったり、創部の管理だったりを患者さん自身でしなければなりません。

入院期間は近年徐々に短縮傾向であり、10日で退院する場合もあります。

また高齢の患者さんに手術の適応が拡大してきています。

短い期間の中で、高齢の患者さんに、退院後再発しないよう、また早期発見できるようにするために術前から繰り返し指導を行っていく必要があります。

(5)緊急入院の受け入れ

5つ目は「緊急入院の受け入れ」です。

心臓血管外科を有する病院のほとんどは救急患者の受け入れも行っています。

大動脈解離や弁膜症からの心不全増悪など、重症な患者さんは集中治療室での管理となるでしょう。

しかし、比較的状態が落ち着いている場合、手術を急がない場合などは心臓血管外科の病棟での管理となります。

特に冬場は部屋と外の気温差の影響などにより救急搬送される患者さんは増加する傾向にあるため、対応に追われることもあります。

3.まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は「心臓血管外科の看護師ってどんな仕事をしているの?5つの仕事内容を紹介」

というテーマで、心臓血管外科が対象としている疾患から、看護師の5つの仕事内容について詳しく紹介しました。

心臓血管外科では手術前後の管理が重要で事細かい観察が必要であり、退院後患者さん自身が自己管理できるように術前から関わっていくことが大切だということを分かってもらえたのではないでしょうか。

今回紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。

精神科看護師の日常

精神科看護師ってどんなイメージ

皆様こんにちは.

ところで、突然ですが、

精神科看護師ってどんなイメージがありますか?

「特殊な現場」 「怖そう・・・。」

そんなイメージが多いのではないのでしょうか。

今回は、精神科病棟のことを掘り下げていこうと思います!

精神科看護師の仕事内容や役割について。

精神科看護師の仕事はほかの看護師にはない仕事をします。

そのことを特殊ととらえる人もいるでしょう。

精神科病棟の看護師の仕事の第一に、コミュニケーションンでの心のケアが大切になります。

「ちょっとまって!」

は言えないのです。

患者さんはとても勇気を出して言っているので、コミュニケ‐シャンでの関わりがとても大切になってきます。

次に、精神疾患の患者さんは他人にうまく自分の状況を伝えることができないことが多かったりします。

そのため、そのやり場のなさから、興奮、暴力、暴言などを受ける看護師さんもいます。

また、幻覚や妄想がある人の場合、これは精神症状なのか?身体症状なのか?・・・と鑑別が難しく、よく観察し、聞くことが大切です。

次いで投薬ですが、患者が適量しっかり飲んでいるか見届けます。

飲みすぎたり、うまくしたに隠したり、薬の管理が大変です。

そのため投薬の際は必ず見届けます。

ネガティブの伝染

なぜネガティブの伝染はおきるのでしょうか。

精神科看護師に就く一つの悩みとして、ネガティブの伝染があります。

患者さんのネガティブ思考がうつり、自分の気持ちも病んでしまうことがあります。

精神科の患者さんはとにかく聞いてあげることが第一歩なので、その際に精神科の患者さん特有の重たいネガティブな話をひたすら永遠ときいていると、いくら明るい人でも悪いほうへ引っ張られてしまいます。

実際にうつ状態になっている人も多くいました。

感情移入しやすい繊細な人は難しい点となります。

プライベートでも気分転換ができるような興味や趣味を持つことが大事となっていきます。

・仕事の一つとして

精神か特有の仕事の一つとして、体力が要り、精神的に辛い仕事があります。

精神科では状態により、患者さんの体を抑制しなければなりません。

患者さんの安全のために必要な処置とは理解しているものの、身体抑制に戸惑いや衝撃を受ける看護師は少なくなく、辛く感じる人も沢山いることでしょう。

看護計画

看護計画は入院から退院できるまでの計画で、ほかの病棟よりもうまく進まないことが現状となっています。

たとえ患者さんの症状が改善しても、患者さんの家族が自宅への退院を拒否するなんてことはたくさん見られるケースです。

このような理由から、看護計画がスムーズに行かないことも多く。働いて悩みを抱える看護師も多いといわれています。

・看護師としての技術面

精神科は、ほかの病棟と比べると特殊な分野です。

精神かは医療行為が少ないです。

そのためほかの科よりも乏しくなりやすいことが多く、精神科看護師の悩みの一つとして挙げられます。

将来のキャリアなどの面で気になる方は多いことでしょう。

逆に他科では出来ない事が精神看護師は得意なので、必ずしもマイナス面ではないということです。

まとめ

ここでは今までの目次から飛ばなくっても見られるようにそのまま書き写していますので、すべてまとめてご覧になりたい方はこちらをぜひご覧ください。

・精神科看護師の仕事内容や役割について。

はじめは仕事内容など見ていきます。ほかの看護師とは違う一面が見れるかと思います。

精神科看護師の仕事はほかの看護師にはない仕事をします。

そのことを特殊ととらえる人もいるでしょう。

精神科病棟の看護師の仕事の第一に、コミュニケーションンでの心のケアが大切になります。

「ちょっとまって!」

は言えないのです。

患者さんはとても勇気を出して言っているので、コミュニケ‐シャンでの関わりがとても大切になってきます。

次に、精神疾患の患者さんは他人にうまく自分の状況を伝えることができないことが多かったりします。

そのため、そのやり場のなさから、興奮、暴力、暴言などを受ける看護師さんもいます。

また、幻覚や妄想がある人の場合、これは精神症状なのか?身体症状なのか?・・・と鑑別が難しく、よく観察し、聞くことが大切です。

次いで投薬ですが、患者が適量しっかり飲んでいるか見届けます。

飲みすぎたり、うまくしたに隠したり、薬の管理が大変です。

そのため投薬の際は必ず見届けます。

必ず必要な仕事で、神経もピリピリする瞬間です。

・ネガティブの伝染

このようなこともあります。

なぜネガティブの伝染はおきるのでしょうか。

精神科看護師に就く一つの悩みとして、ネガティブの伝染があります。

患者さんのネガティブ思考がうつり、自分の気持ちも病んでしまうことがあります。

精神科の患者さんはとにかく聞いてあげることが第一歩なので、その際に精神科の患者さん特有の重たいネガティブな話をひたすら永遠ときいていると、いくら明るい人でも悪いほうへ引っ張られてしまいます。

実際にうつ状態になっている人も多くいました。

うつになって働けなくなる前に手を打つのも策です。

感情移入しやすい繊細な人は難しい点となります。

プライベートでも気分転換ができるような興味や趣味を持つことが大事となっていきます。

・仕事の一つとして

精神か特有の仕事の一つとして、体力が要り、精神的に辛い仕事があります。

精神科では状態により、患者さんの体を抑制しなければなりません。

患者さんの安全のために必要な処置とは理解しているものの、身体抑制に戸惑いや衝撃を受ける看護師は少なくなく、辛く感じる人も沢山いることでしょう。

・看護計画

看護計画は入院から退院できるまでの計画で、ほかの病棟よりもうまく進まないことが現状となっています。

たとえ患者さんの症状が改善しても、患者さんの家族が自宅への退院を拒否するなんてことはたくさん見られるケースです。

このような理由から、看護計画がスムーズに行かないことも多く。働いて悩みを抱える看護師も多いといわれています。

・看護師としての技術面

精神科は、ほかの病棟と比べると特殊な分野です。

精神かは医療行為が少ないです。

そのためほかの科よりも乏しくなりやすいことが多く、精神科看護師の悩みの一つとして挙げられます。

将来のキャリアなどの面で気になる方は多いことでしょう。

逆に他科では出来ない事が精神看護師は得意なので、必ずしもマイナス面ではないということです。

精神科看護師はコミュニケーションがあり、精神科として、精神の専門的な知識を身に着けたい人、観察力がある3っつがあれば精神科看護師に向いているといえます。

コミュニケーションがとりづらい精神科の患者さんだからこそ、変化にいち早く気づいてあげられる、うまく心をくみ取れるコミュニケーション力が大切になっていき、ネガティブにならず、一線引ける人のほうが離職もせずに働いていけるような職場だと思っています。

ただ、心に負担があったり、上司からもパワハラがあったりなどの話も聞きますので、転職を考える方は考えて、おもいきって別の仕事に就いてみるのもいいかもしれません。

精神科病棟はやりがいはありますが、とても特殊な仕事です。

心身を壊す前に、じっくり考えてみましょう。

O・Kさん 43歳 女性 看護師転職体験談 

転職のきっかけ

職場環境に満足はしていたが、病気が発覚…

地方の小さなクリニックで働いていた私が乳がんにかかっていると分かったのは、年に1度の職場での定期健診でした。

幸い、ステージ1ということで、生存率も高い状態で、安心とは言えませんがすぐに命の危険を感じるほどではありませんでした。

それでも、初めて自分自身の命に関わるような大病を経験し、死への不安におびえる日々でした。

しかし、それ以上に不安だったことが、これからの生活に関してです。

独身なうえにまだ40代後半、命は助かっても、これから先の長い人生、どのように収入を得て暮らしていったらいいのだろうか…

生活するお金を手に入れていけるのだろうか…

病気よりも深刻な、経済的な不安が押し寄せてきました。

その不安を解消するためにも、何が何でも働き続けなければなりません。

居づらくなった職場

私が働いていたのは、街の小さなクリニックです。

人間関係などの職場環境がよかったことと、自分ひとりが生活していけるくらいの収入を得られていたことから、長く働き続けられていた職場でした。

正社員として働いていたので、病気になったからと言って、クリニックから「辞めてくれ」とは言われませんでした。

それでも、前例がないために、院長の困惑している様子には、かえって私の方の心が痛みました…

乳房を切除する手術と入院、その後の安静期…

そして、長期にわたる定期的な抗がん剤治療…

数か月単位のお休みと定期的で多数に渡る休みを、気軽に申し出られる雰囲気ではありません。

私がいない間、私が欠けた状態で、クリニックの正常な運営ができるはずがありません。

私が治療している間だけ、他の人に働いてもらい、私の復帰に合わせてその人に辞めてもらうことも、現実的ではありません。

悩みに悩んだ末、私は辞退を申し出てクリニックを辞め、病気治療に専念することにしました。

転職活動のスタート

そして、半年にわたる基本的な治療期間が終わり、幸運なことに経過も良好でした。

再び転職活動をスタートできるまで、病状と体力が回復してきました。

転職活動には転職サイトを使用しました。

というか、必然的に、転職サイトしか利用できませんでした。

術後の寝たきりの期間、テキパキと自分の世話をしてくれる看護師さんを尻目に、動くことも満足にできない私…

焦燥感に駆られた私は、病院のベッドの上で、スマホを使って転職先を探していたのです。

理想の転職サイトとの出会い

最初は、1つの転職サイトだけに登録しました。

病院のベッドの上で手術の傷の痛みと戦いながら、

スマホで『看護師』、『求人』

というような言葉を入れて求人を検索している中で、行き着いた看護師専用の転職サイトに登録しました。

病気治療の影響で体力に不安があったり、抗がん剤治療のため定期的に休みをもらう必要性があったり…

癌サバイバーであることに理解があるところではないと働けないと思っていたので、隠すことなく、ありのままを登録しました。

半分予想通りの反応

すると、転職サイトからの返事は、半分予想していた通りのものでした。

転職サイトの担当者さんからは、書類審査が通る可能性は10パーセント以内だろうと言われました。

その転職サイトの担当さんは、親身になって相談に乗ってくれました。

しかし、自分の状況で就職先を探すことは、ハードルが高すぎると思い、もう一社にも登録をしてみました。

最初に求人を案内されたのは、先に登録したサイトからでした。

不安を感じながら応募したところ、案の定、「書類審査で落ちた」との連絡がありました。

しかも、「電話に出られなかったから」という理由で、返事がメールで送られてきたそうです。

「病気が原因で断られたのだろうか…」

はっきりと理由を聞くこともできずに断られたので、不安で仕方がありませんでした。

癌サバイバーであることで、今後の職探しはすべて無駄になるのではないかと、頭の中が真っ白になる思いでした。

担当者さんとの相談

このことを、後から登録した転職サイトの担当者さんに相談してみました。

すると、思いもかけない返事が返ってきたのです。

「面接する前に、病気のことを伝える必要はありません。」

「看護師としての実力ではなく、病気であるということで判断されてしまいます。」

看護師としての実力の評価ではなく、それ以前に癌サバイバーであるということだけで色眼鏡で見られることもあるからと、アドバイスをしてくれました。

私は、そのアドバイスに従い応募を続けました。

すると、自宅からの通勤の便の良い、介護付有料老人ホームの看護師の職が見つかりました。

担当者さんは、言う必要がないと言ってくれましたが、癌サバイバーであることを隠して面接に臨むことは嫌でした。

面接の際に、相手の反応を見ることが怖かったからです。

ですから、書類選考が終わって面接が決まったときに、担当者さんから伝えてもらうことにしました。

面接時には

当日は、施設長・看護部長の2名との面接でした。

施設長も看護部長も温かい人柄が感じられる方々で、この施設で働けたらいいなと思えました。

面談時の会話から、おふたりも私に好感触を持ってくれていることが分かりました。

看護部長は医療関係のプロフェッショナルです。

癌サバイバーへの理解も深く、現在の私の体調や今後の治療計画を細かく聞いてくれました。

その後は、施設内を案内してもらい、最終的に施設長の面接になりました。

大きな施設ならではの

事前に、施設長にも病気のことはすでに耳に入っていたようでした。

すると、実は施設長のお母さまも同じ病気を患っていたこと、10年以上前に手術をしたが、今もお元気に生活していることをお話ししてくれました。

また、系列の他の施設にも癌サバイバーの方がいて、元気に仕事に励んでいることを教えてくれました。

私は、自身の病気について理解してくれたことや前例があることに安心感を覚えました。

そして、この施設で働くことにしました。

今の職場は

今の職場には、看護師が15名います。

常勤と週4日以上の勤務は、8人います。

常勤は日勤のみとなり、夜勤は専門のアルバイトさんが5名います。

私は常勤で週4日勤務していて、40代から50代の同世代が中心になっています。

命の危機に関するような患者さんもいないので、職場は比較的のんびりとした雰囲気です。

人間関係も良好で、病気のことも含めて、個人的なことでもオープンに話せています。

転職活動を振り返って

この転職活動を振り返ってみて思うことは、担当者さんにはとにかく何でも伝えてみたほうがいいということです。

どの担当さんも親身になって考えてくれて、できる範囲のことはしてくれました。

こんなことを聞いてはダメかなとか、言ってはダメかなとか遠慮せずに、何でも言ってみることが大切です。

癌サバイバーであることなど、言いににくいことも担当者さんが間に入ってくれるので、とても気持ちが楽でした。

担当者さんによって考え方も違うかもしれませんが、そういう考えもあるのだと、考えの幅が広がったり、考え方が変わったりすることがありました。

今回はタイミングが良く癌サバイバーの私が、こんな良い条件の職場に出会えたのかもしれません。

しかし、転職をしようと考えていなかったら、絶対に巡りあえなかった職場です。

今は、「あのとき勇気を出して転職活動をしてみてよかった」「この転職は成功だった」と心から思えています。